KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 民泊・宿泊施設設計
インバウンド旅行者の増加と日本の高齢化を背景に、バリアフリー対応と外国人対応が民泊・宿泊施設に求められています。設計段階で組み込むべきポイントを解説します。
01バリアフリーが民泊の評価に影響する理由
バリアフリー対応は高齢旅行者・障害を持つゲストだけでなく、大型スーツケースを持つ外国人旅行者にとっても重要です。Airbnbなどのプラットフォームにはバリアフリーのフィルターがあり、対応施設は検索で有利になります。
02バリアフリー設計の主なポイント
①段差のない玄関・廊下②手すりの設置(浴室・トイレ・廊下)③車椅子が通れる廊下幅(有効幅800mm以上)④洋式トイレへの統一⑤浴室の折り戸・引き戸化⑥表示の多言語化——これらを設計段階から組み込むことで後付け改修より費用を抑えられます。
03外国人旅行者への対応設計
①大型スーツケース(28インチ〜)の収納スペース②シャワーブースの広さ(バスタブなしでもOKな場合)③コンセントの電圧・プラグ対応④鍵の受け渡し(スマートロック化)⑤Wi-Fi環境(全室対応)——を設計・設備計画に組み込みます。
04既存建物へのバリアフリー改修
古民家・既存建物へのバリアフリー改修では段差・廊下幅・浴室形状が改修の制約となることがあります。建築家は既存建物の制約の中で最大限バリアフリー化できる設計を提案します。バリアフリー改修に適用できる補助金もあります。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で民泊・ゲストハウス・簡易宿所の設計と旅館業許可取得をサポート。