この記事をお読みの方の中には、建築家、設計事務所、住宅会社、ハウスメーカーなどからすでに提案プランを既に受け取っているけれどもプランの読み方がいまいち良くわからない!?
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、住宅の提案プランの読み方についてお話をさせて頂きたいと思います。
住宅プラン・住宅プレゼンテーション資料について
住宅プランの読み取り方のポイント
まずは住宅プランとはどのようなものがあるのか?
プレゼン資料にはどんなものがある?

弊社で実際に使用した住宅のプレゼンテーション資料
上記が一般的には考えられる住宅プレゼンのコンテンツになります。
住宅の基本図
基本は
が一般的には住宅プランの基本図となります。
スケールを読み解く
スケールとは
住宅の縮尺です。
図面は実際の大きさから何分の一かに縮小したものです。
提案時では1/00のスケールのものが多いです。
1/100のスケールであれば
ものさし
1cm=1m
になります。
図面に当てて空間の大きさを想像して見てください。
住宅パース
基本図だけでは一般の方にはいまいち図面の読み取りができないという方も多いのではないでしょうか?
そこで補足的に使われるのが建築パースです。

弊社で作成した住宅の外観パース
※弊社では既に3次元設計を行なっている為、パースは自動的に作成されます。
住宅パースは
住宅模型
プレゼン資料に+α
して用意されるのが住宅模型です。
図面が読み取れない方でも直感的に理解しやすくわかりやすいのが
模型です。
毎回、住宅を設計する立場ですが、プレゼンテーションの際は模型の威力を毎回、実感しています。
また、クライアントのウケも全然違います^^;
プレゼンテーションでもっとも模型を提示した時がクライアントの感情が最も高みに達する瞬間です。

弊社が実際に作成し住宅のプレゼンテーションに使用した模型
なかなか、アトリエ系の設計事務所等であれば
プレゼン段階で模型を用意するところも多いです。
さらに意匠系の事務所であればプラン変更に応じて模型を作り直すこともあります。
実際に住んでみる
もらったプレゼン資料を持ち帰って実際にその住宅に住んでみることを弊社ではオススメをしています。
日常のシチュエーションを想定して住んでみる
普段の生活を想像してみるのがポイントです。
- 平日の過ごし方(家族ごとの朝家を出てから帰宅して寝るまでのイメージ)
- 休日の過ごし方
- 家事動線のイメージ
- キッチン作業の流れ
- 水回りの位置(夜中にトイレに行く時)
- 帰宅した時の車から玄関までの動線チェック
- 買い物から帰ってから荷物を持ってキッチンまでの動線
- 自転車置場
- 生ゴミ置場
- 物干し位置(室内干し考慮)
上記のように書き出せばキリがないですが
生活をイメージすることが大事です。
また、
現代型の間取りの住宅の場合であれば
生活スタイルを改め直す必要があります。
事前にシミュレーションをしておけば戸惑うことも少ないです。
変更要望をまとめる
住宅のプレゼンテーション資料を使って住んで見て
ここは変更しいということがあれば
図面に付箋などを貼って次回打ち合わせまでにまとめておくことを
オススメします。
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