建築家と建てる家って敷居が高いって思ってる方多くないですか?実はそんなことはないのです!今回はそのカラクリを建築家として全国で活動する実務者が解説します。
ローコスト住宅ではない建築家と建てる低予算の家
建築家と建てるデザイン住宅
建築家がプランでクリアする低予算のデザイン住宅の仕組み
ローコストハウスでない低予算の家?本当の意味でのローコスト住宅って?
この違い、あえて分けて書いてみました。
皆さんローコスト住宅って聞いたことありますか??
どこかで聞いたことありますよね。
どうでしょうか?
どのような響きでしょうか??
もしかすると皆さんにとっては
安くできるのだから
聞き心地の良い響きに聞こえるかもわかりません。
しかし
本当にそうでしょうか??
設計を行う実務者にとってのローコスト住宅って響きは??
我々、実務者にとってみるとローコスト住宅という響きは
中身がスカスカの家という
意味で捉えてしまいます。
なので、今回は敢えて建築家と建てる『低予算の家』と
書かせてもらいました。
恐らく、翻訳的な意味ではほぼ、同じ意味だと思います。
なので、敢えてと書かせてもらいました。
中身がスカスカの家とは??
では中身がスカスカとはどういった意味でしょうか??
- 外観がかっこいい
- リビングが広い
- キッチンがスタイリッシュ
- 室内のインテリアが良い
- 吹き抜け空間があって開放的
- インナーガレージがある
- インナーバルコニーがある
- お風呂が広い
- 畳スペースがある
皆さんの注文住宅に対する理想のイメージはこれだけではないでしょう。
もっともっとあると思います。
しかし、これが本当の意味での良い住宅でしょうか?
ローコストで実現できた!!
良かった!!
と本当に喜ぶのはまだ、早いです。。。
重要なのは
表層に見える部分では無いのです
住宅を建てる上
最も
重要なのは
目に見えない部分なのです。
そこに早く気づいてください!!
住宅は消耗品を買うように
安ければ良い
といったふうにはいかないのです。
肝に銘じてください。
後から後悔することになります。
結果的にはお金がかかります。
大手住宅メーカーなら安くできるの??
皆さんが考えるのは
大量に住宅を量産する
住宅メーカーなら
仕入れが多いので
原価率を
抑えて
コストを抑えることができるのでは無いか??
そういった
大手住宅メーカーなら
安く住宅を供給
できるのではないか??
と思われるかもわかりませんが
答えは
NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
です。
実際は
そんなことはありません。
業界的に考えて、大手だからといって
原価率を抑えられるといっても限界があります。
なぜなら
住宅を建てるのに掛かる費用の大半は
人件費
なのです。
仕入れを抑えたところで
それほどのインパクトがないのが
この、建築業界です。
住宅は
人の手によって
つくられている。
職人さんの手によって
大切にそして精魂込めて
つくられているのです。
人件費を下げることは
容易ではありません。
これが現実なのです。
建築家と建てる低予算の家とは??
低予算化を実現するのはプランニング
では、本題に入ります。
建築家と建てる低予算の家ってどんなお家でしょうか??
建築家が建てる住宅はプランが命です。
建築家はプランで勝負しています。
では、なぜプランが重要なのでしょうか?
プランによって
住宅に掛かる予算を抑える
ことは可能です。
信じられないかもわかりませんが
本当です。
建築家がつくる家はかっこいい家だけでは無い??
デザインがかっこいい住宅
を提供するだけが
建築家のお仕事
ではありません。
昨今、特に言われているのが
デザインより大事なのは性能!!
むしろデザインがかっこいいのは建築家住宅なら当たり前
デザインだけでなく性能やコストまで
考えて設計するのが
建築家のお仕事です。
予算を抑えるためのプランニングを
実現できるのは
建築家
なのです。
そこには色々なテクニックがあります。
ここでは詳しくは書きませんが
とにかく、建築家を信じてください。
ローコスト住宅と云う
響き
〇〇〇万円
で建てられる。
建設費が安く抑えられたから良かった!
最初だけ良ければ良いと考えるのは
間違いです。
もちろんそんなことを
考える方はいませんよね。
スカスカの家は後々、維持費が掛かります。
後々、苦労すると考えて下さい。
低予算で実現するデザイン住宅
騙されないでください。。
良い話の裏には
罠があると考えてください。
費用を抑えるには
色々と手法があります。
プランニングによって
解決できるのです。
その為には
良い住宅の正しい知識を身につける
騙されない為にも
皆さんの住宅に対する
知識を高める必要もあります。
最低限で良いので
住宅に関する正しい知識を
身に付けて頂く
必要があります。
最後にまとめ
色々と書かせて頂きましたが
結局のところ
あまりにも
極端に安い住宅
と云うのには
必ず裏があります。
そう考えて下さい。
皆さんが
一番
- 興味があるところ
- 不安なところ
をキャッチーな言葉で
謳っているだけです。
しかし、住宅には
妥当な価格が
あると考えてください。
だからこそ
中身のあるプランと性能
をきちんと考えてもらえる
- 建築家
- 建築設計事務所
- 住宅メーカー
を選定することが
いかに重要なのか
理解して頂けると思います。
勉強会や相談会なども
うまく活用して
正しい
住宅の正しい知識を
身に付けていただければと思います。
皆さんが理想の住宅を手にする
ことを応援しています!
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