KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 古民家再生・リノベーション
古民家再生を検討する上で最初に気になるのが「いくらかかるのか」という費用の問題です。工事費・設計料・補助金の内訳を具体的に解説します。
01古民家再生の費用の構成
古民家再生の総費用は①設計料(工事費の10〜15%)②建築工事費(解体・補強・仕上げ)③設備工事費(電気・給排水・空調)④申請費用(建築確認・補助金申請)の4つで構成されます。工事費は建物の状態・規模・改修範囲によって大きく変わります。
02工事費の目安
古民家のフルリノベーション(全面改修)は延床40〜80坪の場合、工事費1,500〜4,000万円程度が目安です。構造材の状態・腐朽・シロアリ被害の程度によって費用が大きく変わるため、現地調査で正確な状態を把握してから見積もりを取ることが重要です。
03補助金・助成金の活用
古民家活用には複数の補助金制度があります。①国土交通省の住宅・建築物安全ストック形成事業(耐震補強補助)②各市区町村の空き家対策補助金③移住促進補助金——などが該当する場合があります。補助金申請には建築士が作成した図面・仕様書が必要なため、設計段階からの準備が重要です。
04費用を抑えるポイント
①部分改修(住む部分だけ先に改修)から始める②構造材を活かして解体・廃材処理コストを抑える③競争見積もりで施工会社を選定する④補助金を積極的に活用する——の4点が費用圧縮のポイントです。物件取得前に建築家に調査を依頼することで、想定外の費用増を防げます。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で古民家再生・リノベーションの設計を行う。