KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 古民家再生・リノベーション
観光地や農村部の古民家を民泊として活用する動きが広がっています。古民家の雰囲気を活かした宿泊体験は高い付加価値を生み出します。開業に必要な手続きと設計のポイントを解説します。
01古民家民泊の許可の種類
古民家を宿泊施設に転用するには①旅館業法に基づく簡易宿所許可(年間365日営業可)②住宅宿泊事業法(民泊新法)の届出(年間180日制限)③国家戦略特区民泊(一部地域)——のいずれかを選択します。事業規模・物件の状況・エリアによって最適な選択が異なります。
02古民家特有の設計課題
古民家の民泊転用では①既存不適格建物の扱い(現行法への適合)②木造茅葺き・板葺き屋根の防火対応③消防設備の設置④水回り(浴室・トイレ)の新設または改修——が主な課題です。建築家が現地調査・法規確認を行い、現実的な改修計画を立案します。
03古民家の魅力を活かした宿泊体験
囲炉裏・土間・縁側・庭——古民家にしかない要素を宿泊体験に組み込むことで高い付加価値を生み出せます。建築家は古い建物の良さを残しながら、現代の快適性(空調・浴室・Wi-Fi)を組み込む設計を行います。コンセプト設計から内装まで一貫して対応します。
04費用と収益の目安
古民家の民泊転用工事費は規模・状態によって1,000〜3,500万円程度が目安。設計料は工事費の10〜15%が目安です。古民家民泊は1泊2〜5万円の高単価設定が可能なケースも多く、適切な集客施策と組み合わせることで投資回収を早めることができます。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で古民家再生・リノベーションの設計を行う。