KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 古民家再生・リノベーション
古民家の梁・土間・庭を活かしたカフェは、現代のカフェ市場で高い人気を誇ります。住宅から飲食店への転用には建築的な手続きが必要です。費用・流れ・設計のポイントを解説します。
01住宅から飲食店への用途変更
住宅を飲食店(カフェ・レストラン)に転用する場合、用途変更の建築確認申請が必要です(延床100㎡超の場合)。また飲食店営業許可(保健所)・防火対象物使用開始届(消防)の手続きも必要です。建築士は確認申請の代理人として手続きを一括サポートします。
02古民家カフェの内装設計ポイント
古民家の梁・柱・土間・欄間などの伝統的な要素を活かしながら、厨房・トイレ・客席の機能を組み込むことが設計の核心です。特に厨房は保健所の基準(シンク・換気扇・食材保管)を満たしながら、お客様から見える「魅せる厨房」にする設計が古民家カフェの魅力を高めます。
03消防・避難設備の設計
飲食店では自動火災報知設備・誘導灯・消火器の設置が必要です。古民家は木造・茅葺きの場合が多く、防火上の注意が必要な内装材料・仕上げの選定が求められます。消防署との事前協議を設計段階から行い、スムーズな検査合格を目指します。
04費用の目安と収益性
古民家カフェへの改装工事費は規模・仕上げグレードによって800〜3,000万円程度が目安です。設計料は工事費の10〜15%が目安。カフェは客単価・回転率・席数で収益が決まるため、設計段階から席数・動線・厨房規模の収益シミュレーションを行うことが重要です。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で古民家再生・リノベーションの設計を行う。