香川の平屋住宅の間取り|設計事務所が考えるプランニングのポイント
平屋の間取り設計は、2階建てとは異なるアプローチが必要です。一フロアに生活を完結させるための動線計画・プライバシーの確保・採光と通風の両立。香川の気候と敷地特性を活かした平屋間取り設計のポイントを解説します。
2026-05-30
著者:河添甚(一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS)
平屋の間取りタイプ比較
I字型(シンプル矩形)
最もコストを抑えられる。外壁面積が少なく施工しやすい。
南面に大きく開いた開口部と、北側に水回りを配置するのが基本。プライバシー確保には植栽・フェンスを組み合わせる。
L字型
外部への開き方に変化が生まれ、庭との関係が豊かになる。
L字の内側に庭スペースを設けることで、リビングから自然を取り込みやすい。隣家からの視線は開き方向の設計が重要。
コの字型(最もおすすめ)
プライバシーと開放性を最高レベルで両立できる。
外部からの視線を外壁で完全に遮りながら、中庭(パティオ)から光・風・緑を取り込む。iehakuの設計アプローチ。
ロの字型(完全中庭型)
外部からの視線を完全に遮断できる。都市部でも使える。
採光・排水計画が重要。中庭の排水設備を設計段階で確実に計画する必要がある。
よくある質問
Q. 香川で平屋の間取りを考えるとき、最初に何を決めればいいですか?
A. まず「生活のゾーニング」を決めます。パブリックゾーン(リビング・ダイニング・キッチン)とプライベートゾーン(寝室・浴室)を明確に分け、その間に廊下や中間的な空間を設けることが基本です。次に外部との関係(道路・隣家・庭の位置)を決めます。
Q. 平屋でプライバシーを確保するにはどうすればいいですか?
A. 外壁で囲んだ中庭(パティオ)を設けるコの字・L字型の配置が効果的です。道路からの視線を外壁で遮りながら、中庭を通じて光・風・緑を室内に取り込みます。高松市内のiehakuはその代表例です。
Q. 平屋の間取りで採光を確保するポイントは?
A. 南面に主な居室を配置し大きな開口部を設けることが基本です。中庭型(コの字)の場合は中庭側の開口部から採光を確保します。ハイサイドライト(高窓)やトップライトを組み合わせることでより豊かな採光計画が可能です。
Q. 平屋の間取りで老後のことを考えた設計のポイントは?
A. 廊下幅を90cm以上確保・室内の段差をゼロに・トイレ・浴室・寝室の近接配置・手すり取り付け下地の設置が重要です。将来の車椅子対応を想定した引き戸の採用も有効です。
