香川で中庭のある家を設計事務所に依頼する|パティオ・コの字型
外部からの視線を遮りながら光・風・緑を室内に取り込む中庭住宅は、設計事務所ならではの提案です。香川の気候に合わせた中庭設計のポイントを解説します。
2026-05-30
著者:河添甚(一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS)
中庭住宅の3つの形と特徴
コの字型(最も一般的)
視線の遮蔽と採光のバランスが良い。開口部の方向を選べるため、敷地条件への対応が柔軟。
注意点:中庭の開口方向によって日当たりが変わる
L字型
コの字より建物の外周が短く、比較的コストを抑えられる。庭と建物の関係がダイナミックになる。
注意点:隣家からの視線対策を別途検討
ロの字型(完全内庭)
外部からの視線を完全に遮断。都市部・狭小地でも完全なプライバシーを確保できる。
注意点:採光・排水計画が重要
施工事例:iehaku(高松市・2024年竣工)
高松市内の住宅地に建つ木造平屋。南側に大きな中庭(パティオ)を設け、室内外の境界を曖昧にした開放的な空間構成が特徴。瀬戸内の日射を活かしながら、深い庇で夏の直射日光を遮断する断面計画を採用。外部からの視線を完全に遮りながら、中庭を通じて光・風・緑を生活空間全体に取り込んでいます。
施工事例を見る →よくある質問
Q. 中庭のある家はなぜ設計事務所に向いているのですか?
A. 中庭住宅はコの字・L字・ロの字など形状の選択と、隣家・道路との距離感・日当たり・雨水処理の計画が重要で、敷地を詳細に読み込む設計が必要です。ハウスメーカーの規格プランでは対応しにくく、設計事務所のオーダーメイド設計が最適です。
Q. 香川の気候で中庭住宅は快適に使えますか?
A. 香川は温暖で晴天が多いため、中庭を年間を通じて活用しやすい環境です。夏は深い庇で日射を制御しながら通風を確保し、冬は低い太陽光を中庭から室内に取り込む断面設計が有効です。高松市のiehakuはその代表的な事例です。
Q. 中庭のある家の費用は普通の家より高いですか?
A. 中庭を持つ建物は外周長が長くなるため、同じ床面積の箱型住宅より工事費が10〜20%程度高くなる傾向があります。一方、外部からの視線を遮るための高いフェンス・目隠し塀が不要になるなど、外構費用が節約できる側面もあります。
Q. 中庭の雨水処理はどうなりますか?
A. 中庭の排水は設計段階で計画します。排水管の経路・浸透桝の設置など、中庭に雨水が溜まらない計画が必要です。設計事務所では給排水設計を含めて一貫して対応します。
