河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / リノベーション設計
「リノベーションにすべきか、建て替えにすべきか」は多くの住宅オーナーが直面する判断です。費用・期間・法的制限・仕上がりの観点から比較します。
01費用の比較
リノベーション(全面改修)は新築の60〜80%程度の費用が目安。ただし既存建物の解体費・廃材処分費が不要なため、同じ予算なら新築より広い住宅を実現できることも。一方、築古物件は工事中に想定外の劣化が発見され費用が増えるリスクがあります。建築家が事前調査を行うことでリスクを把握できます。
02期間の比較
リノベーションは工事期間2〜4ヶ月(全面改修)が一般的です。建て替えは解体1〜2ヶ月+新築工事4〜8ヶ月で計5〜10ヶ月程度かかります。いずれの場合も仮住まいの期間・費用が発生します。早く住みたい場合はリノベーションが有利ですが、物件の状態によっては工事期間が延びることもあります。
03法的制限の確認が必要なケース
建て替えが法的に困難な場合があります。接道条件を満たさない再建築不可物件・容積率・建蔽率を超えた既存不適格建物——はリノベーション(改修)しか選択肢がありません。物件取得前に建築家が法規確認を行うことで、建て替え可能かどうかを把握できます。
04どちらを選ぶべきか
リノベーションが有利:既存の構造が良好・コストを抑えたい・再建築不可物件。建て替えが有利:旧耐震基準で構造が劣化している・間取りを根本から変えたい・設備を最新化したい。どちらが最適かは物件の状況・予算・居住期間によって異なります。建築家が現況調査を行い、客観的に判断します。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点でマンション・戸建てのリノベーション設計・耐震補強・中古+リノベの一貫サポートを提供。