普段、住宅かうを設計する中で二世帯住宅の案件というのも意外とあるものでその度に色々な問題を目の当たりにすることがあります。今日はそんな設計経験の中で二世帯住宅を設計する際のポイントについて話をしたいと思います。

建築家が設計する二世帯住宅

良好な関係を維持する為に

共有部を明確化する

二世帯住宅でまず、考えなければならないのがどこまで共有するかです。

玄関エントランス

まずは玄関を共有するか分けるかです。玄関を分ける場合その他はほぼ、共有しないケースが多いかとおもいます。

キッチン

二世帯の場合キッチンを共有すると言うケースは割と少ないかと思います。ただ、将来的に無駄になるのでコスト的には考慮する必要がある箇所でもあります。

洗面脱衣室・浴室

水回りも共有するケースも多いかと思います。経験上、キッチンを共有するよりも多いパターンですね。

まとめ

共有範囲の明確化

共有範囲を明確化することが重要です。また、平面的に区分けるのか階ごとに句分けるのかを明確にする必要があります。ただ、最も重要なのは将来的に必要ないものをどのように運用するかを十分に検討しておく必要があります。

将来を見据えた住宅設計

ご両親もいつまでもご健在でおられるわけではありません。将来的な小世帯のあり方を十分考えておく必要があります。子供たちと将来的に同じように二世帯で考えるならそれも一つの選択肢です。ただし、子供さんが同居を前提とされるかは自分たちで決められる話でもありません。将来的なあらゆる想定を十分考えておきましょう。

別用途への転用も想定

もしかすると、親世帯のエリアを将来的に賃貸するという選択肢もあるかもわかりません。将来的な想定を今から考えておくことも必要です。