先日、特定警戒地域を含む39都市が、緊急事態宣言の解除がされました。しかしながら、WHOもコロナが消滅しない可能性があるとの見解を示しました。with コロナ社会ががいよいよ現実化してきました。
ステイホームによるオンライン住宅設計
with コロナ社会における住宅設計とは?

マンションより住宅の需要が伸びる?

今後もステイホームが続いていくと人が密集するマンションより他者との距離が取れる住宅の需要は伸びてくことが予測されます。
都市集中型から都市分散型へ

コロナウィルス感染症の感染予防の為、人々は密集地(都市)から過疎地(地方)へと居住地を求めて移動するようになります。また、テレワークの普及が進む中において人が集まって仕事をするという環境もすでに過去の記憶になりつつあります。
長いステイホームにより住宅の機能性やデザイン性を充実するようになる

お家にいる時間が長くなる分、人々は住宅の設備や機能性、意匠性など、住宅(生活)の質を求めていくようになります。
生活だけでなく在宅テレワークによる経済活動としての場

今後の住宅は生活の場だけではなく経済活動の場(在宅テレワーク業務)としての需要が求められる時代になっていきます。生活と仕事の共存する家というのが今後の住宅のあり方になると考えます。
子供達がオンライン授業を受講する学びの場としての住宅

感染の終息が進んだとしても、感染の二波、三波の危険がある間は今後も子供達が学校に通うことも難しいと考えなくてはなく、家の中で子供達のオンライン授業ができる環境が求められます。
家族が仲良く暮らすこれからの住宅
核家族からの脱却-家族と過ごすStay-Home

新しい生活様式によって人々がソーシャルディスタンス(社会的距離)を保って生活する時代になってくると、他者とは距離を取りつつとも、家族は互いに身を寄せて生活する時代になります。過去の家族像に戻る感覚のような気もしますが、外出を極力、控えてということが前提になりますのでやはり家族みんなでステイホームが求められる時代ということが言えると思います。
with コロナの先を見据えた住宅設計

住宅設計においても上記のような社会環境の変化により生活スタイルの見直しを意識した住宅設計をしていく必要があります。
オンラインによる住宅設計

建築界も直接の打合せが難しくなってくる場合、極力距離を保っての打合せが他のサービス同様求められます。住宅設計においてもオンラインによるヒアリングから設計と住宅設計の手法も大きく変わっていきます。弊社ではすでにオンラインによるヒアリングから住宅設計を行なっており、今後はさらにオンラインによる住宅設計の需要も増えていくと思います。
建築家と出会えるチャンス

今までは建築設計事務所や建築家は地域に紐付くケースが多かったと思いますが、オンラインでの対応なら全国どこからでも住宅設計の依頼にも対応可能になります。今後の対応エリアについては今ままでとは違った様相に変わっていくと考えられます。
最後に。
過去も未来も変化し続ける住宅様式

住宅様式は社会状況、時代背景によって今までもずっと変化してきました。そして、今回の感染症による全世界を取り巻くパンデミックの影響によって我々の生活様式を変えなければなりません。そして、その先も社会状況の変化によって住宅様式はどんどんと変化していきます。今はステイホームが基本となる住宅設計が求められています。ライフスタイルの変化に合わせて住宅のあり方も考えるときにあります。
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