今回はかなり確信に迫る内容です。住宅を建てる時にまずはどこに依頼するかを考えるかと思います。その時にまず最初に頭に浮かぶのが住宅メーカーや工務店ではないでしょうか?実態を知っておかないと無駄な費用を支払わされている可能性があります。住宅をどこに依頼するかを検討する際に参考にして頂ければと思います。
住宅メーカーは家を作らない!?
皆さんは住宅メーカーが実際に家を建ててくれると考えている方が多いのではないでしょうか?
実際に家を作っているのは下請けの施工メインの工務店
住宅メーカーのほとんどは自分のところで職人を抱えている訳ではありません。下請けの施工会社(工務店)が家を建てています。ということは、住宅メーカーは何をしている会社なのでしょうか?
住宅メーカーは集客だけ!?
住宅計画予算の一部が広告費に回っている!?
住宅メーカーは家を建てる見込み客を探し出し、集客を行うのがお主な仕事ということになります。ということは広告や販管費が掛かるということになります。つまり、次に建てる人達の集客の為の広告費が皆さんの家を建てる費用に加算されて乗っかっているということになります。
工務店にも種類がある!?
集客が主の工務店とは?
上で述べたように工務店にも住宅メーカーのように集客をメインで運営している会社が多く存在しています。最近だと、新築を検討している若い層向けにお洒落な家づくりをアピールするSNSの投稿等で人集めを主に行っている工務店も多く、実態は下請けに丸投げしている会社も多いのが現状です。次の集客の為の費用が皆さんの家づくりの費用から支払われていることになります。
実際に施工する工務店とは?
施工をメインとしている実際に建てている工務店さんを指します。このような施工メインの会社が住宅メーカーや集客メインの工務店が探してきたお客さんの家を実際に施工しています。真面目に家づくりをしている工務店さんが多い印象です。
住宅メーカー=施工費+設計費+集客費
設計費なしのカラクリ
住宅メーカーや工務店から「設計事務所に頼むと高い設計料が取られますよ。うちなら設計料込みです」と言われたことありませんか?それは大きな嘘です。実際は設計事務所に外注したり必ず、設計費は経費に乗っかっています。なので住宅メーカーや工務店の諸経費は以上に高いのが現実です。
設計事務所とは?
設計・監理を行うのが主なお仕事ですが、もう一つ重要な役割が施主の代理人です。
建築家・建築士は高い知識と専門性を生かした代理人としての役割
家を建てる時によくわからないから全てお任せで住宅メーカーや工務店に依頼するのは非常に危険です。だからと言って素人が勉強して専門的知識を習得しようとするには無理があります。設計事務所に依頼した場合は施主と施工者の間に立って高い専門性により、状況に応じて家づくりの疑問を都度、高い知識で正しく判断することが可能となります。
まとめ
絶対に営業に間取りを描かせてはいけない
住宅メーカーや工務店の家づくりでは多くの場合、営業の人がお客さんと打合せをしながら間取りを描いているケースが多いです。非常に危険だと思います。専門的な勉強をしていない家は耐震性や温熱環境などの性能が担保されないことが予測されます。正しい知識と専門性のある設計事務所に依頼することが重要です。
設計事務所+実際に作る工務店に依頼する
まずは設計事務所に連絡を取り足を運ぶ
今回の話の結論ですが、住宅設計は設計事務所から入ることが重要です。まずは、高い専門知識を持った味方を付けてください。一生分の大事なあなたの資産をキチンと運用するためにこれは最も重要な話です。
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