キッチンカウンターには適した高さがあります。自分の身長に合わないカウンターを使うと、腰や肩に負担がかかり、長期的に体調や姿勢に悪影響を及ぼすこともあります。今回は、身長に適したキッチンカウンターの高さについて建築家の視点から解説します。
既製品の基準寸法
多くのメーカーでは、以下の標準寸法がラインナップされています。
メーカーによっては、この範囲で1cm刻みの調整が可能な場合もあります。特にオーダーキッチンでは、身長やライフスタイルに合わせた細かな設定が可能です。
高さの計算式(目安)
身長 ÷ 2 + 5〜10(cm)
例えば身長160cmの場合:
160 ÷ 2 + 5〜10 = 85〜90cm が目安となります。
この計算式はあくまで参考ですが、実際に立って調理をする姿勢をシミュレーションすることが大切です。肘の位置とカウンターの高さがちょうど良い関係になると、快適で疲れにくいキッチンが実現します。
まとめ
キッチンカウンターは毎日使う設備です。高さが合っていないと「腰が痛い」「水が肘を伝って垂れる」といった不具合につながります。住宅の設計段階で身長に合わせたカウンター高さを検討することが、快適で長持ちする住まいづくりに直結します。
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番外編
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