住宅の結露対策|発生する原因と起こりやすい場所を解説

住宅の結露対策|発生する原因と起こりやすい場所を解説

2015年5月25日

住宅でよくあるトラブルの一つが結露です。設計段階で結露対策が考慮されていない住宅では、ほとんどのケースで結露が発生します。ここでは結露の仕組みと発生しやすい場所、そして効果的な対策について建築家の視点からわかりやすく解説します。

結露とは?

結露が起こる原理

結露とは、空気中の水蒸気が冷やされて水滴に変わる現象です。乾いたコップに冷たい飲み物を注ぐと表面に水滴がつきますよね。それと同じ原理で住宅内でも結露が発生します。

住宅で結露が起こりやすい場所

窓(サッシ)

窓の結露

室内外の温度差によって窓ガラスやサッシ部分が冷やされ、冬期に暖房を使用したときに結露が発生しやすくなります。

壁面の隅

外気に接する壁の隅は断熱材が回りにくく、冷えやすいため結露が発生しやすいポイントです。

北側の部屋

北側の部屋の結露

北側の部屋は日射が少なく室温が下がりやすいため、暖房時との温度差で結露しやすくなります。

浴室

浴室の結露

浴室は大量の水蒸気が発生するため、結露が発生しやすい典型的な場所です。換気扇の有無や断熱仕様によって影響が大きく変わります。

トイレ

トイレの結露

常に水が溜まっているため水蒸気が発生しやすく、さらに配管部や壁の冷えで結露が起こりやすい傾向にあります。

キッチン

キッチンの結露

ガスコンロなどの調理時に大量の水蒸気が発生し、冷やされた部分で結露が生じやすくなります。

結露対策

設計段階では、断熱性の高い樹脂サッシ複層ガラスを採用し、断熱ラインを連続させることが効果的です。既存住宅の場合は、こまめな換気除湿機の活用が有効です。また、浴室やキッチンなど水蒸気が多く発生する空間では24時間換気システム窓の断熱リフォームを検討すると良いでしょう。

まとめ

結露は「どこで、なぜ起こるのか」を理解して対策することが大切です。表面結露だけでなく、構造体内部で起こる壁内結露は建物の寿命を縮める深刻な問題となるため、早めの相談が重要です。住宅設計を検討されている方は、設計段階から断熱と換気計画をしっかり考えることで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。

住宅の改修を検討されている方へ

住宅の改修

KAWAZOE-ARCHITECTSでは、東京香川を拠点に全国で住宅設計・改修を手がけています。断熱や結露対策を含めた総合的なご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。