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COLUMN

二世帯・設計タイプ

香川で二世帯住宅を建築家に依頼する|費用・タイプ・注意点

2026年5月29日

著者:河添甚(一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS)

香川で二世帯住宅を検討する方が増えている背景

香川では親世帯との同居・近居を検討する世帯が増えています。 核家族化が進む中でも、子育て支援・介護の観点から二世帯住宅への関心は高く、 香川の比較的ゆとりある土地条件がそれを後押ししています。

二世帯住宅は「設計の難しい住宅」です。親世帯・子世帯それぞれの生活リズム・プライバシー・将来の変化を 同時に設計に落とし込む必要があります。 こうした複雑な要件を整理し最適な住まいを設計するのが、建築家の仕事です。

二世帯住宅の3タイプと香川での選ばれ方

完全分離型

玄関・水回り・居室をすべて分離。プライバシー最大。

香川での傾向:郊外エリア(三木町・さぬき市・丸亀市)で広い敷地を確保できる場合に選ばれやすい。将来の賃貸転用も可能。

部分共有型

玄関や浴室など一部を共有。コストとプライバシーのバランス型。

香川での傾向:高松市街地など敷地が限られるエリアや、関係性が近い家族に多い選択。共有範囲の設計が最も重要。

完全同居型

主要空間を共有しながら個室でプライバシーを確保。コスト最小。

香川での傾向:リフォーム・増改築を伴うケースや、生活リズムが近い家族に選ばれる。

二世帯住宅こそ建築家に依頼すべき理由

両世帯への丁寧なヒアリング

ハウスメーカーの二世帯プランは規格ベースのため、両世帯の細かな要望を反映しにくい面があります。設計事務所では親世帯・子世帯それぞれに丁寧なヒアリングを行い、双方が納得できる設計を作ります。「言いにくかった要望」も、建築家が間に入ることで調整しやすくなります。

音・動線・視線を設計で解決する

二世帯住宅で問題になりやすい「足音・生活音の問題」「視線の重なり」「動線の干渉」を設計段階で解決します。床・壁の防音仕様、開口部の配置、共用部の設計精度が完成後の満足度を大きく左右します。

20〜30年後を見越した設計

親世帯スペースを将来賃貸に転用できるよう設計したり、介護が必要になった際の動線変更に対応できる構造計画など、長期視点での設計が可能です。二世帯住宅は「今だけ」ではなく「これからどう変わるか」を設計に組み込むことが重要です。

競争見積もりで大きくなりがちな施工費を適正化

二世帯住宅は建築面積・設備数が増えるため施工費が膨らみやすいです。設計事務所は複数の地場工務店に競争見積もりを依頼し、費用の透明性を確保します。設計料を支払っても、競争見積もりの削減効果でカバーできるケースが多くあります。

香川で二世帯住宅を建てる費用の目安

建物工事費・完全分離型(延床50坪)

3,000〜4,500万円程度

建物工事費・部分共有型(延床45坪)

2,500〜3,800万円程度

設計料(工事費の10〜15%)

250〜675万円程度

土地費用(高松市近郊)

600〜1,500万円程度

土地費用(郊外・三木・さぬき)

300〜800万円程度

諸費用(登記・税金等)

工事費の5〜10%

※あくまで目安です。仕様・エリア・時期により異なります。

よくある質問

Q. 完全分離型と共有型、香川ではどちらが多いですか?

A. 香川では敷地が比較的広く取れる郊外エリア(三木町・さぬき市・丸亀市郊外など)では完全分離型が選ばれるケースが多い傾向です。高松市街地など敷地が限られる場合は部分共有型が現実的な選択肢になります。どちらが最適かはご家族の生活リズム・関係性・将来計画によって異なります。

Q. 香川で二世帯住宅を建てる場合の費用目安を教えてください。

A. 完全分離型で延床50〜60坪の場合、建物工事費は3,000〜5,000万円程度が目安です。設計料は工事費の10〜15%(300〜750万円程度)が加わります。ただし競争見積もりにより施工費を適正化できるため、ハウスメーカーの二世帯プランと総費用が大きく変わらないケースも多くあります。

Q. 二世帯住宅で音・生活リズムの問題を設計で解決できますか?

A. はい、設計段階からの対応が最も効果的です。親世帯・子世帯の就寝時間・在宅時間の違いを踏まえた配置計画、床・壁の防音仕様の選定、水回りの位置を考慮した間取り設計により、生活音や動線の問題を大幅に軽減できます。設計事務所への依頼であれば、竣工後に「気になった」という後悔を防げます。

Q. 将来、親世帯が不要になった場合に賃貸活用できますか?

A. 完全分離型で設計すれば、将来の賃貸転用が可能になります。設計段階から賃貸転用を想定した玄関・メーターの独立、遮音性能の確保などを組み込むことで、将来の選択肢を広げることができます。建築家への依頼では、こうした長期視点の設計が可能です。

Q. 親世帯と子世帯が一緒に相談に来ても大丈夫ですか?

A. 歓迎します。むしろ両世帯が揃って初回相談にお越しいただくと、それぞれの希望や懸念を同時にヒアリングでき、設計の方向性を早い段階で共有できます。オンライン相談でも両世帯が別々の場所からご参加いただくことも可能です。

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