河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン
スケルトン物件とは、内装・設備をすべて撤去した「躯体のみ」の状態のテナントです。設計の自由度が高い反面、工事費が高くなります。スケルトン物件での店舗設計のポイントを解説します。
01スケルトン物件のメリット
①ゼロから設計できるため、ブランドコンセプトを完全に体現できる②前テナントの内装・設備に縛られない③給排水・電気の配管を最適な位置に新設できる——というメリットがあります。独自性の高い空間を作りたい場合はスケルトン物件が有利です。
02スケルトン工事の費用(東京)
東京の20〜30坪のスケルトン物件の内装工事費は1,500〜3,500万円程度が目安。給排水・空調・電気設備の新設工事が費用の大きな割合を占めます。居抜き物件より工事費は高くなりますが、設計の自由度はスケルトンが圧倒的に高いです。
03スケルトン設計の注意点
①床・壁・天井のコンクリート仕上げ(スケルトン天井)の場合、遮音性能が低くなる②給排水の位置変更は既存配管との関係で制約がある③ビルの構造・設備制限(電気容量・ガス容量)を確認する——これらを建築家が現地調査で確認します。
04スケルトン物件の選び方
物件を選ぶ際に①電気容量(飲食店は30kVA以上が目安)②給排水の位置と傾斜③天井高(2.8m以上が理想)④ガス容量(厨房設備の規模に対応できるか)——を建築家と一緒に内見で確認することをお勧めします。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。
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