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KAWAZOE ARCHITECTS

COLUMNRENOVATION

リノベーション

鉄工所・倉庫・古民家をカフェにリノベーションするメリットと注意点

#リノベーション#鉄工所#倉庫#カフェ#古民家
KA

河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS

一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン

近年、鉄工所・倉庫・工場・古民家といった既存建物をカフェや飲食店にリノベーションするケースが増えています。梁・鉄骨・コンクリートが剥き出しのインダストリアルな空間は、新築では出せない独特の雰囲気があり、SNS映えや集客面でも大きな強みになります。KAWAZOE ARCHITECTSでも香川・庵治町の鉄工所をカフェにリノベーションした実績があります。

01既存建物活用のメリット

①コストが抑えられる場合がある:躯体(骨格)がある分、基礎・構造体の工事費が不要です。ただし老朽化対応・耐震補強が必要な場合はコストが増えます。②唯一無二の空間になる:既存の梁・鉄骨・タイルなど新築では再現できないテクスチャを活かすことで、独自性の高い空間が生まれます。③物語性がブランドになる:「元鉄工所のカフェ」「築90年の古民家を改装」という背景がそのままブランドストーリーになります。SNSやメディア掲載の際に大きな武器になります。

02設計時に注意すべきポイント

既存建物のリノベーションでは事前調査が非常に重要です。①建物の耐震性:1981年以前の旧耐震基準の建物は耐震補強が必要なケースがあります。②設備の老朽化:電気配線・給排水管が古い場合は全面更新が必要で、思わぬコストが発生することがあります。③用途変更の確認申請:工場・倉庫を飲食店に変更する場合、用途変更の確認申請が必要なケースがあります。設計事務所に依頼する際は、こうした法規チェックも含めて対応してもらうことが重要です。

03鉄工所・倉庫リノベーションの費用感

建物の状態・規模・仕上げのグレードによって大きく異なりますが、倉庫・工場の内装工事費は坪あたり40〜80万円が目安です。状態が良く内装のみの工事であれば坪30万円台も可能ですが、設備更新・耐震補強・用途変更が加わると80万円を超えることもあります。KAWAZOE ARCHITECTSが手がけたBONO CURRY STANDでは、鉄工所の骨格・梁・窓枠を最大限活かしながら最小限の手を加えることで、コストを抑えつつ独特の空間を実現しました。

04デザインで既存の素材を活かす方法

リノベーションデザインの鉄則は「残すものと変えるものを明確にする」ことです。鉄工所なら既存の鉄骨・トタン屋根・コンクリート床を活かしながら、照明・カウンター・サインで現代的なカフェらしさを加えるのが効果的です。素材のコントラスト(荒削りな既存素材×繊細な仕上げ)を意図的に作ることで、記憶に残る空間になります。設計士が現地調査をしながら「この素材は使える・使えない」を判断するプロセスが、リノベーションの設計では特に重要です。

AUTHOR

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河添甚(かわぞえ じん)

一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表

大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。

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