河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン
美容院・ネイルサロン・まつ毛エクステサロンなどのサロン系業態は、内装デザインが集客に直結する業態です。お客様が「このサロンに行ってみたい」と思う動機の多くはSNSやWebサイトで見た内装の雰囲気であり、一度来店したお客様がリピートするかどうかも「居心地の良さ」が大きく影響します。
01サロン系店舗の内装で特に重要な3要素
①照明:サロンの雰囲気を最も左右するのが照明です。施術スペースには作業用の明るさ(演色性Ra90以上推奨)が必要ですが、待合・受付は落ち着きのある間接照明を使い分けることが重要です。一般的な蛍光灯だけでは「安っぽいサロン」に見えてしまいます。②鏡・什器の質感:ミラーの形・フレームのデザイン、シャンプー台の素材感は来店客が最も長く見るものです。既製品でも選択次第で高級感が出せます。③香りと音:視覚だけでなく嗅覚・聴覚も含めた空間体験を設計することで、SNS映えだけに頼らないリピート力が生まれます。
02ブランドイメージと空間を一致させる
サロンの内装で最も避けるべき失敗は「デザインが世界観とちぐはぐになること」です。「ナチュラル・オーガニック」を謳うサロンがビニールクロス仕上げの内装では、来客との信頼関係が初日から崩れてしまいます。内装の設計に入る前に、①ターゲット客層 ②価格帯 ③ブランドのキーワード(例:「静けさ」「洗練」「温かさ」)を明確にし、それを空間の色・素材・照明・家具に落とし込む作業が必要です。設計事務所はこのブランディングの段階から関わることができます。
03動線・席数の最適化
美容院では「お客様の動線(入口→受付→シャンプー台→施術席→会計)」と「スタッフの動線」を分離することが、オペレーションの効率とお客様体験の両方に影響します。席数の最適化も重要で、席数を詰め込みすぎると圧迫感が生まれリピート率が下がります。適切な「ゆとり」を設計に組み込むことで、単価アップにもつながります。KAWAZOE ARCHITECTSでは美容院・ネイルサロンの内装設計実績があり、オペレーションと美観を両立した設計が可能です。
04SNS映えと実用性を両立するポイント
サロン系店舗はInstagramへの投稿がそのまま集客になるため「SNS映え」は重要ですが、撮影しやすい環境を整えることも設計の一部です。自然光が入る窓際のシャンプー台、インスタ投稿しやすい背景(白壁・タイル・植物など)の設置が有効です。ただしSNS映えだけを意識してオペレーション上の問題(動線・収納不足・照明の不均一)が生じると本末転倒です。設計段階で「映える場所」と「機能する場所」を両立させることが重要です。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。
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