河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン
東京の商業ビル・雑居ビルへの出店では、既存建物の構造・設備・法規制が設計の制約になります。これらを乗り越えて理想の店舗を実現するための設計アプローチを解説します。
01既存ビルの設計制約と対応
①既存の柱・梁位置が変えられない②天井高が低い(2.5m以下)③電気容量・ガス容量が限られている④床の荷重制限がある——こうした制約の中で最大限の設計力を発揮することが建築家の役割です。制約をデザインの一部として活かすアプローチも有効です。
02雑居ビルの防火区画・消防設備
雑居ビルへの出店では既存の防火区画を維持する必要があります。区画を変更する場合は確認申請が必要で、既存の消防設備(スプリンクラー・自動火災報知設備)との整合も確認します。建築家が既存図面を確認し、適切な設計を行います。
03リノベーション工事費の目安
東京の雑居ビルテナント(20〜30坪)のリノベーション:工事費800〜2,500万円程度。スケルトン状態からの工事か、居抜き状態からの改修かで大きく変わります。設計料は工事費の10〜15%が目安です。
04ビルオーナーとの調整
テナントの大規模改修はビルオーナーの承認が必要です。また原状回復義務の範囲・退去時の扱いを事前に確認することが重要です。建築家は工事範囲・原状回復方針をビルオーナーとの交渉資料として整理するサポートも行います。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。
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