この記事を読まれている方の中には狭小地の敷地に住宅を計画しようとしている人もいるのではないでしょか?今回は狭小地における設計で気を付けないといけないことを考察していきたいと思います。
狭小地・狭小住宅
郊外の場合ではあまり馴染みがありませんが、都心部での住宅では狭小地になる可能性が高いです。
都心部の狭小地に建つ狭小住宅
駐車スペースについて考える
狭小地でまず問題になるのが駐車スペースの確保です。横付けでも1台停められるれば良いというケースもあればインナーガレージにして建物と一体的に計画する場合もあります。

インナーガレージにした場合
1階部分がほぼ、駐車スペースになりますので居住空間が2階以上になります。
外部駐車場の利用も検討しておく
生活スタイルよっては月極駐車場の利用も想定・検討した方が良いと思います。将来的に車を利用するかなどイメージすることも大事です。
階設定について理解する
狭小住宅では3階建て以上になる可能性が非常に高いです。

将来的な生活スタイルについて考える
その場合は将来的な計画を立てておく必要があります。歳を重ねた時には昇り降りが大変になります。その場合に3階部分をどう考えておくかは重要です。
間取りの制約について
狭小地については3階立てになる可能性が高いとのお話をさせていただきました。間取りについてもパターンが決まりやすく
通常であれば
のパターンがが多いです。
そこに、駐車スペースの計画によって水廻りが上階に上がっていきます。

斜線制限について
狭小地ということは都市部になる可能性が高く、都市部では建築規制が厳しく特に斜線制限が問題になります。
斜線制限には
など建築基準法では数種類の斜線制限があります。
北側斜線や高度斜線については建物の外観形状に大きく影響する可能性がありますので特に注意が必要です。
まとめ
狭小地の場合は上記のような制約があることを頭に入れておくことが大事です。場合によっては敷地の選定について考え直すこともあるかと思います。ライフスタイルに合わせて敷地の選定を行ってください。当然、狭小敷地の方が良い方も多くいらっしゃいます。設計も条件が厳しい方が特徴的な建築が生まれやすいです。うまく向き合って住宅の計画を立てることが大事です。
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