失敗しない家づくり 上級編 第2回は「宅地化について理解する」です。住宅を建てるためには、敷地が宅地であることが必要です。敷地条件や土地の性質を知っておくことは、住宅の土地選びのポイントでも触れた通り、購入時の重要な判断基準となります。
家を建てるための宅地とは?
土地には「地目」と呼ばれる分類があり、宅地でなければ住宅を建築できません。田畑などの農地を住宅用地にする場合は宅地化が必要です。これを理解していないと、せっかく希望の土地を購入しても住宅が建てられない…という事態になりかねません。
農地の場合は農地転用が必要
田畑などの農地を住宅に使う場合には、農地転用の手続きを行わなければなりません。これは市区町村の農業委員会を通じて許可を受ける必要があり、用途地域や面積によっても制約があります。
宅地化に伴う費用や手間
宅地化には造成工事、擁壁工事、上下水道やガス管の引き込みなどのインフラ整備が必要になる場合もあります。
そのため、単に土地代が安いからといって飛びつくのではなく、建築家による住宅設計とセットで、トータルのコストを見極めることが重要です。
まとめ|宅地化は家づくりのスタートライン
宅地化は家づくりの大前提であり、土地の条件次第で手間やコストが大きく変わります。
購入前に必ず地目の確認を行い、必要であれば専門家に相談することをおすすめします。
東京事務所や香川事務所では、土地探しから宅地化のアドバイスまで一貫してサポートしています。
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