KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 注文住宅設計
自然素材を使った家は化学物質が少なく、経年変化を楽しめる住まいです。木・漆喰・無垢フローリングを使った注文住宅の設計ポイントと費用を解説します。
01自然素材を使う理由
無垢材・漆喰・珪藻土などの自然素材はシックハウス症候群の原因となる揮発性有機化合物(VOC)を含まず、アレルギーや化学物質過敏症が気になる方に向いています。また調湿性能が高く室内環境を快適に保ちやすいです。経年変化によって味わいが増すことも魅力です。
02自然素材の主な種類と特徴
①無垢フローリング(杉・桧・オーク):足触りが温かく調湿効果が高い。傷がつきやすい。②漆喰・珪藻土の壁:調湿・消臭効果あり。塗り壁特有の質感が美しい。③構造材の現し(あらわし):梁・柱を内装に露出させて木の温もりを演出。こうした素材を適材適所に組み合わせることが設計のポイントです。
03費用の目安と注意点
自然素材は既製品に比べて材料費が1.2〜2倍程度高くなる傾向があります。しかし適切なメンテナンスを行えば長持ちし、トータルコストでは割安になるケースもあります。建築家は素材の産地・乾燥状態・施工方法を適切に選定し、品質を確保します。
04メンテナンスのポイント
無垢フローリングは定期的なオイル塗布(1〜3年ごと)でメンテナンスします。漆喰・珪藻土は傷ついた部分の補修が比較的容易です。自然素材は経年変化を受け入れ「育てる」感覚で付き合うことが大切です。建築家が素材の特性を施主に十分説明することで、引き渡し後のトラブルを防げます。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で注文住宅・リノベーションの設計を行う。