KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 注文住宅設計
都市部では15〜25坪程度の狭小地に家を建てるケースが増えています。狭小住宅は建築家の設計力が最も問われる領域のひとつです。制約を逆手に取った豊かな設計を解説します。
01狭小住宅の設計の考え方
狭小住宅では①スキップフロアによる空間の立体的活用②吹き抜けによる開放感の演出③収納の計画的配置④光と風の取り込み方——が設計のカギです。「小さいけど豊か」な空間を実現するには建築家のクリエイティブな解決が重要です。坪単価は広い家より高くなる傾向があります。
02狭小地に関わる法規制
狭小地では①建蔽率・容積率の上限②北側斜線・道路斜線・隣地斜線の制限③防火地域・準防火地域の制限(東京23区など)——が建物の大きさ・形状に大きく影響します。建築家は法規確認を早期に行い、制限の中で最大限の建築ボリュームと設計を実現します。
03採光・通風の確保
狭小地・密集地では採光・通風の確保が最大の課題です。天窓(トップライト)・中庭・ハイサイドライト(高い位置の窓)・吹き抜けを活用することで、隣家が近くても明るく風通しのよい空間を設計できます。建築家は周辺建物の状況を読み込んで最適な解決策を提案します。
04狭小住宅の費用
狭小住宅は延床面積に対する外壁・基礎の比率が高く、坪単価は90〜150万円程度と広い家より高くなる傾向があります。しかし土地が安いエリアに建てることで、総費用は広い敷地の家と同等以下になるケースも多いです。建築家は設計の工夫で費用対効果を最大化します。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で注文住宅・リノベーションの設計を行う。