住宅では塗り壁の材料として珪藻土がよく使われています。一般的な壁の仕上げ材のクロスなどと比較すると費用は掛かりますが、それだけのメリットがあります。珪藻土とはどういったもので、どういった効果があるのかを解説したいと思います。
珪藻土とは?
珪藻土とは、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。珪藻の化石からなる岩石が珪藻土です。
珪藻土の効果
消臭効果

住宅の生活臭や有害成分を吸着・脱臭効果があります。
珪藻土は、湿気を吸い取ると同時に、これらのにおい分子も吸着を行います。
調湿効果

珪藻土は、湿度が40%以下になると湿気を吐き出し、部屋の湿度を一定に保つことができます。湿気を吸い取るだけでなく、部屋の乾燥を防いでくれます。
自浄効果

珪藻土は、調湿を繰り返す中で汚れを少しずつ吐き出して、表面が自然ときれいになっていきます。においを吸収するだけではなく、表面に付着した汚れにも強いのです。
省エネ効果

珪藻土は無数の気孔が空気の層を形成することで、断熱効果に優れています。外気温に影響されにくい上、室内の湿度も一定に調整してくれるので、湿気による不快感も軽減されます。また、エアコンの使用量もぐっとおさえられるので省エネ効果が高いといえます。
まとめ

珪藻土は自然素材であるためアトピーやアレルギーに悩む方にも優しい素材であると言えます。また、調湿効果は室内環境をある程度一定に保つことが可能で、一年を通して快適な環境を手に入れることが出来ます。ただ、珪藻土だけでなくクロスなど、その他の素材でも調湿性や抗菌性の高い素材が出てきていますが、やはり自然素材で作られた珪藻土は安全・安心で今後も人気の高い素材であると思います。
珪藻土の住宅を検討されている方へ

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