敷地の特徴と周辺環境

静岡県磐田市鎌田。穏やかな住宅地に位置し、敷地の南側には十分な採光を得られる一方、西日はやや強く差し込む環境です。プライバシーを確保しながらも、光と風を取り込むための設計検討が必要となる敷地でした。

ガレージを中心とした動線計画

今回の計画では、シャッターを設けない3面開放ガレージを採用予定。外気に開放されることで採光・通風を確保し、車のメンテナンスや洗車にも最適な空間となります。さらに、ガレージから玄関へは屋根のある動線を設け、雨の日でも濡れずに室内へとアプローチできる快適性を重視しました。

囲い庭がもたらすプライバシーと開放性

建物の中心には囲い庭を配置し、リビングや玄関、ガレージを庭を介して繋ぐ構成を想定しています。外からの視線を遮りつつ、内部に光と風を届ける心地よい空間。中と外の境界を曖昧にすることで、日常の動きにゆとりが生まれます。

自然環境と調和する設計方針

西日の強さを抑えるため、庇や壁の配置を調整しながら、夕方の光が美しく差し込むバランスを探ります。周囲の住宅との距離感を保ちながら、内側に開く構成とすることで、落ち着いた佇まいをつくります。

今後の計画について

次のステップでは、生活動線の快適さとデザイン性を両立するプランを検討していきます。外観は低く抑えた水平構成とし、囲い庭との一体感を持つモダンデザインを目指しています。