競争見積もりとは
競争見積もりとは、完成した設計図を複数の施工会社(工務店・ゼネコン)に送り、同じ条件で見積もりを取って比較する仕組みです。 設計事務所が設計と施工を分離して行うことで初めて可能になります。 工務店やハウスメーカーに直接依頼する場合、設計と施工が一体のため、施工費を他社と比較する手段がありません。
競争見積もりの4つのメリット
01
施工費の適正価格が分かる
同じ図面・同じ仕様で複数社に見積もりを依頼するため、市場の相場が明確になります。1社だけの場合は「この金額が適正かどうか」判断できませんが、比較することで相場感が生まれます。
02
数十万〜数百万円の節約につながることがある
実際のケースでは、3社の見積もりに200〜400万円の差が出ることがあります。設計料(工事費の10〜15%)を支払っても、競争見積もりによる節約分でカバーできるケースが多いです。
03
施工会社を施主が選べる
見積もり金額だけでなく、施工実績・担当者の対応・アフターサービスなども比較して、施主自身が施工会社を選ぶことができます。「安いから」「対応が誠実だから」など、自分の基準で選択できます。
04
設計事務所が精査・交渉を代行する
見積もり内容の確認・精査・VE(コスト削減)提案への対応は、設計事務所が代行します。施主が施工会社と直接交渉する必要はなく、専門家のサポートのもとで安心して進められます。
競争見積もりの流れ
01
実施設計図(詳細施工図一式)が完成する
02
設計事務所が3〜5社の施工会社に図面を送付・見積もりを依頼
03
各社から見積もり書が提出される(通常2〜4週間)
04
設計事務所が内容を精査し、施主に分かりやすく説明
05
施主が施工会社を選定・工事請負契約を締結
工務店・ハウスメーカーとの違い
工務店やハウスメーカーに依頼する場合、設計と施工が一体で行われるため、施主が施工費の内訳を把握しにくい構造になっています。 「設計料無料」と表示されていても、その費用は施工費に組み込まれているケースがほとんどです。 設計事務所を通じた競争見積もりでは、設計料は明示され、施工費は市場競争にさらされます。 トータルで比較すると、設計事務所ルートが有利になるケースが多くあります。
