KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 集合住宅設計
集合住宅の耐震設計は入居者の安全を守るための最重要事項です。新耐震基準(1981年以降)・耐震等級・大規模修繕時の耐震補強について解説します。
01新耐震基準と耐震等級の違い
1981年以降の「新耐震基準」は震度6〜7でも倒壊しない性能を求めています。さらに品確法の「耐震等級」は等級1(法定基準)・等級2(1.25倍)・等級3(1.5倍)に分類されます。長期優良住宅の認定には耐震等級2以上が必要で、入居者へのアピールポイントにもなります。
02木造アパートの耐震設計ポイント
木造アパートの耐震設計では①耐力壁(筋交い・構造用合板)のバランスのよい配置②金物接合(柱・梁・基礎の接合強化)③基礎の強化(ベタ基礎・杭基礎)——が重要です。構造計算(許容応力度計算)を行うことで等級2〜3の取得が可能です。
03RC造マンションの耐震設計
RC造マンション(3階以上)には構造計算が義務付けられています。耐震壁の配置・柱・梁の断面設計・基礎形式(直接基礎・杭基礎)を構造設計士が計算します。超高層マンション(60m超)では時刻歴応答解析と国土交通大臣の認定が必要です。
04旧耐震集合住宅の耐震診断・補強
1981年以前(昭和56年以前)の旧耐震基準で建設された集合住宅は耐震診断を行い、必要に応じて補強工事を行うことが推奨されます。多くの自治体で耐震診断補助金・耐震補強補助金を提供しています。建築家が耐震診断から補強設計・工事監理まで一括してサポートします。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で木造アパート・RC造マンション・共同住宅の設計と確認申請・長期優良住宅認定取得をサポート。