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費用・相場

東京の店舗設計・内装設計にかかる費用と坪単価の相場

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河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS

一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン

東京で店舗を開業・リノベーションするにあたり、最初に気になるのが「費用はどのくらいかかるのか」という点です。東京の内装工事費は地方と比べて20〜40%高く、業態・立地・仕上げのグレードによって大きく変わります。この記事では、東京23区の店舗設計・内装設計にかかる費用の相場を業態別・工事種別に解説します。

01東京の内装工事費の坪単価目安

東京23区の内装工事費は、業態・仕上げグレードによって坪単価50〜120万円が目安です。シンプルなコーヒースタンド(10〜15坪)では総額500万〜1,000万円程度、こだわりのあるレストラン(30坪前後)では2,000万〜4,000万円に達するケースもあります。地方と比べて施工業者の人件費・材料費が高いため、同じ仕様でも東京は2〜4割程度高くなる傾向があります。スケルトン物件(内装がゼロの状態)からの新装と、居抜き物件の活用でも費用は大きく異なります。

02業態別・東京の内装設計費用の相場

カフェ・コーヒースタンド(10〜20坪):工事費600万〜1,500万円、設計料50〜100万円。飲食店・レストラン(20〜40坪):工事費1,200万〜3,500万円、設計料100〜200万円。美容室・ネイルサロン(10〜20坪):工事費700万〜1,500万円、設計料50〜120万円。クリニック・歯科(15〜30坪):工事費1,500万〜3,000万円、設計料100〜250万円。アパレル・物販(15〜30坪):工事費800万〜2,000万円、設計料70〜150万円。これらはあくまで目安であり、物件の状態・階数・防火設備の有無によって大幅に変動します。

03東京の設計料の考え方

東京の設計事務所に店舗設計を依頼する場合、設計料は工事費の10〜15%が一般的な目安です。工事費1,000万円であれば設計料は100〜150万円程度。高く感じるかもしれませんが、設計事務所が入ることで①施工会社の競争見積もりが可能になり②設計図書をもとに品質管理が行われ③設計料以上の工事費節減につながることが多いです。特に東京は施工業者の見積もりに大きな格差があるため、相見積もりによるコスト削減効果が大きい傾向があります。

04東京ならではのコスト増加要因

東京23区特有のコスト増加要因として、①防火規制への対応(不燃材料・準不燃材料の使用義務)②確認申請・用途変更申請の費用③テナントビルの共用設備への接続費④搬入困難な狭小地・高層階への工事費割増が挙げられます。また渋谷区・港区・新宿区などの人気エリアでは、施工業者の稼働が多く工事費が高くなる傾向もあります。品川区・大田区・江戸川区など都心から少し離れたエリアは比較的施工費が抑えられます。

05東京で設計費用を抑えるための3つのポイント

①居抜き物件を活用する:前テナントの内装・設備を活かすことで工事費を大幅に削減できます。ただし既存設備の状態確認と、活かす部分・変える部分の設計判断は設計士に依頼することを推奨します。②設計と施工を分離する:設計事務所が図面を作成し、施工は複数社で相見積もりをとる分離発注方式は、費用の透明性が高く節約しやすいです。③こだわる箇所を絞る:カウンター・照明・看板など「ブランドの顔になる部分」に集中投資し、バックヤードなどは既製品で対応することでコストバランスを最適化できます。

AUTHOR

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河添甚(かわぞえ じん)

一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表

大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。

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