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KAWAZOE ARCHITECTS

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設計の知識

店舗の動線設計が売上に直結する理由と設計のポイント

#動線#店舗設計#売上#平面計画#内装
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河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS

一級建築士・代表 / 建築設計・店舗デザイン

「内装はきれいなのにお客さんが長居しない」「スタッフの動きが多くてオペレーションが大変」——こうした問題の多くは動線設計の失敗から来ています。動線(お客様と従業員の移動経路)は、売上・客単価・オペレーション効率・従業員の疲労度まで広範に影響する、見えない設計要素です。

01お客様動線とスタッフ動線を分離する

動線設計の基本は「お客様の動線」と「スタッフの動線」を分離することです。両者の動線が交差すると、スタッフが料理・商品を運ぶたびにお客様の邪魔になり、サービスの質が下がります。理想的なレイアウトは「お客様が入口→受付→着席→会計」とスムーズに移動できる一方、スタッフが「厨房→サービスエリア→会計」と独自の経路で動ける設計です。カフェ・レストランでは特に厨房出口の位置が動線全体を左右します。

02客席の配置が滞在時間と客単価に影響する

席の配置は滞在時間・客単価に直結します。窓に面した席・壁際の一人席・半個室のソファ席など、目的別に異なるシーンの席を用意することで、一人客・カップル・グループ・仕事利用など多様な客層に対応できます。また、カウンター席がある店はスタッフとお客様のコミュニケーションが生まれやすく、単品追加注文が増える傾向があります。逆に席同士の間隔が狭すぎると隣席が気になり滞在時間が短くなります。

03「回遊動線」で物販・飲食の複合業態を設計する

物販と飲食を組み合わせた複合業態では「回遊動線」の設計が特に重要です。お客様が入口から出口まで自然に店内を一周できる動線にすることで、商品との接触機会が増え衝動買いが生まれます。回遊動線では出口を入口から見えにくくすることがポイントで、「出口が近い」と感じると滞在時間が短くなります。これはスーパーマーケット・アパレルショップの設計でも使われる手法です。

04バリアフリーと法規への対応

飲食店・小売店の動線設計では、バリアフリー(車椅子・ベビーカー対応)も重要な考慮事項です。通路幅90cm以上の確保・段差の解消は、法的な義務ではない場合も多いですが、対応することで客層が広がり「また来たい」と思ってもらえる可能性が高まります。また、消防法上の避難経路の確保・非常口の設置も動線設計に影響します。設計事務所はこれらの法規チェックも含めて設計を行います。

AUTHOR

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河添甚(かわぞえ じん)

一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表

大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。東京・香川・高松を拠点に、建築設計から内装・ロゴ・Webまで一気通貫で担う店舗トータルデザインを手がける。

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