河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 建築設計・設計事務所
「住宅を設計してもらった建築家に店舗設計もお願いできますか?」という質問をよく受けます。住宅と店舗では法規・設計アプローチ・コスト管理の考え方が異なります。違いを解説します。
01法規上の違い
住宅は建築基準法の「住居」用途に分類されますが、店舗(飲食店・物販・事務所)は「特殊建築物」に分類されるものが多く、防火・避難設備・構造に関するより厳しい基準が適用されます。消防法・食品衛生法(飲食店)・風俗営業法など建築基準法以外の法規への対応も必要です。
02設計アプローチの違い
住宅設計は居住者の生活・家族の動線・プライバシーを中心に設計しますが、店舗設計は集客・顧客動線・厨房効率・ブランドイメージを中心に設計します。店舗設計では施主(オーナー)だけでなく「顧客にとってどう見えるか・使いやすいか」の視点が重要です。
03コスト管理の違い
住宅は耐久性・快適性が重視されますが、店舗は「投資回収」の観点から設備・内装のグレードを費用対効果で判断します。店舗の改装費は借入で賄うことが多く、営業開始後の売上で投資回収する計画が必要です。建築家は収益シミュレーションを踏まえた設計を提案します。
04住宅と店舗を両方設計できる事務所の強み
KAWAZOE ARCHITECTSは住宅・古民家・民泊・カフェ・クリニック・オフィスと幅広い用途の設計実績があります。住宅設計と店舗設計の両方を経験した建築家は、住居兼店舗(SOHO・住宅ローン付き店舗)などの複合用途建物の設計に強みを発揮します。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で住宅・店舗・クリニック・オフィスなど幅広い建築設計を行う。