新しく敷地を購入して注文住宅を建てたいと考えている方の中には、「何に気を付ければいいのか分からない」という方も多いかと思います。特に分譲地で住宅を建てる場合、必ず確認しておきたい大事なポイントがあります。今回は分譲地に注文住宅を建てるときに最も注意すべきことについて建築家の視点から解説します。
注文住宅を分譲地に建てる際の落とし穴
結論から言うと、それは建築条件付き分譲地かどうかです。ここを確認せずに購入を進めると、思い描いた自由設計ができず、希望の注文住宅が叶わない可能性もあります。
建築条件付き分譲地とは?
「建築条件付き」とは、土地を購入する際に建物の設計や施工会社が指定されている敷地のことです。つまり、土地を自由に購入できても住宅そのものは指定の工務店やハウスメーカーの商品で建てなければならないという制約がかかります。
具体的にどんな条件があるのか?
多くの場合は「自社施工」や「指定の住宅商品」に限定されます。例えば、フランチャイズの住宅シリーズや規格住宅など、自由設計とは言いづらいプランになるケースもあります。建築家による注文住宅設計を希望される方にとっては、大きな制約になりかねません。
建築条件付きかどうかの確認が必須
基本的には不動産会社から説明がありますが、説明がなかった場合でも必ず確認してください。条件が付いているかどうかで、設計の自由度や住宅の完成度は大きく変わります。
まとめ:自由設計を望むなら必ず確認を
分譲地に注文住宅を建てる際は、まずその土地が建築条件付きかどうかを確認することが第一歩です。もし制約のない土地であれば、失敗しない家づくりのために建築家と一緒に計画を進めることをおすすめします。
東京・香川を拠点に全国対応しているKAWAZOE-ARCHITECTSでは、土地選びから設計・監理までトータルでサポートしています。
コメント