住宅において窓は採光・通風・デザイン性を左右する重要な要素です。部屋ごとの用途や環境に応じて最適な窓を選ぶことで、暮らしやすさが大きく変わります。今回は住宅で一般的に使われる窓の種類と、その特徴やメリットについて解説します。
窓の種類について
引違い窓
もっとも一般的に普及している窓で、2枚以上のガラス戸を横にスライドさせて開閉します。構造がシンプルで誰でも扱いやすく、出荷量が多いためコスト面でも優れています。失敗しない家づくり を考える上でも基本となる窓です。
縦すべり出し窓
縦方向を軸に外へ開く窓で、直角近くまで開くため外側のガラス掃除がしやすいのが特徴。デザイン住宅でも人気のスタイルで、通風性にも優れています。
横すべり出し窓
上部を軸にして外へ押し出すタイプ。雨が降り込みにくく換気を取り入れやすいため、キッチンや洗面所にもよく採用されます。
片開き窓
一枚のガラス戸を左右どちらかに開閉するタイプ。外開き・内開きの両方があり、採光や通風を柔軟に調整できます。
上げ下げ窓
ガラス戸を上下にスライドして開閉する窓。アメリカの住宅でよく見られるスタイルで、片方だけ動くタイプ(シングルハング)と上下両方が動くタイプ(ダブルハング)があります。
掃き出し窓
床面まで高さのある大きな窓で、リビングからバルコニーや庭へつながる開放感を演出します。住宅設計 でも必須のアイテムです。
ジャロジー窓(ルーバー窓)
細長い羽根状のガラスをハンドルで一斉に開閉する窓。通風や換気に優れ、浴室やトイレでよく使われます。最近では防犯性を考慮し、高松スタジオ などで改良型の提案も行っています。
オーニング窓
複数のガラスをハンドルで同時に動かす窓で、ジャロジー窓よりも気密性・防犯性が高いのが特徴。住宅だけでなく店舗設計にも使われています。
はめ殺し窓(FIX窓)
開閉できない固定式の窓で、採光や眺望を目的に使われます。デザイン性の自由度が高く、店舗デザイン にも応用されます。
まとめ
窓は「採光・通風・デザイン・防犯性」など、暮らしに直結する要素です。設計段階で部屋ごとの機能に合わせた窓を選ぶことで、快適で安全な住まいを実現できます。
最後に
住宅・店舗の建築・改修を検討されている方へ
私たち KAWAZOE-ARCHITECTSの実績 では、住宅から店舗まで幅広い設計を行っています。窓や開口部の選定に迷われている方もぜひご相談ください。
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[…] 窓にはどんな種類があるの? […]