住宅を購入する際に住宅の上屋以外に必要になってくるのが土地になります。土地は親の世代から受け継いだ土地もあれば、新たに購入する必要が有る場合の2通りのケースが考えられます。また、土地を購入するにあたっては住宅が建築できる法的な基準をクリアする必要が有ります。
今回は新たに土地を購入する場合のポイントについて解説したいと思います。
土地選びのポイント
土地を購入する前の事前準備
不動産の問い合わせをしたり店頭に足を運ぶ前ににまずはインターネットや書籍などで土地選びについてのある程度の知識を身につけておくことをお勧めします。最低限の知識を身につけておくことで自分なりの判断基準を持つことが出来ます。また、希望する住居エリアのあたりをつけ大まかなエリアのピックアップをしておきます。
不動産業者に問い合わせる
実際に土地を選ぶ際には希望する不動産会社に土地を探してもらいます。また、インターネットで販売している土地に問い合わせをし実際に見に行くことも良いと思います。実際の土地を見に行く中で専門家に土地特有のポイントを聞き出すこともできます。また、自分がどういう土地を探しているか土地を見る中で直接的に伝えることができます。
設計事務所に問い合わせる
不動産に問い合わせるのとは別に設計事務所に相談するといった方法もあります。お仕事の都合で事前準備に当てられる時間が取れない場合や住宅本体と同時に土地選びをしたいといった方もいらっしゃるかと思います。その場合は設計事務所に直接問い合わせることをおすすめします。設計事務所に土地選びの段階で相談することにより住宅を建てる視点で土地を選ぶことにより住宅のイメージがより具体的に見えてきます。一生に一度の住宅の建築にはこだわりたい方には土地選びの段階から設計事務所に相談することをお勧めします。
敷地チェックのポイント
周辺環境の確認
まずは敷地周辺について以下の確認を行います。
- 敷地周辺にどのような建物が建っているか
- 駐車場や更地の場合は建設予定があるか
- 敷地境界ははっきりしているか(敷地境界の塀・フェンスの位置の確認)
日照・通風の確認
実際の敷地に立って方角のチェックを行うとともに敷地に落ちる影を見ながら日照のチェックを行います。また、敷地周辺の建物を見ながら通風のチェックをします。
水はけの確認
晴れた日に敷地内に水たまりがあるようであれば水はけの悪い土地である可能性があります。水はけの悪い土地は建物にとってはあまりお勧めできる土地とは言えません。湿気は住宅にとっては劣化の原因として上位に位置します。まずは敷地周辺の土地の状況がどうか目視で確認することをお勧めします。水はけの悪い土地は粘土質で地盤が緩い土地といった可能性もあり。地盤改良が必要になる場合も有りますので、その場合は予期せぬ出費にも繋がりますのである程度のチェックしか出来ませんがおおまかに状況を把握しておくことも重要です。
インフラの確認
水道・ガス・電気といった上・下水道の引込みや容量のチェックをしておきます。敷地までの引込みが無い場合ですと予期せぬ出費になる場合も有ります。専門家に確認することをお勧めします。
前面道路の確認
・住宅を建築する場合は道路に2m以上接しているか
(2m未満の接道の場合には建築できません)・幅員は4m以上あるか
(幅員が4m未満の場合には、敷地が道路の一部とみなされて削られます)・公道なのか、私道なのか
※特に私道の場合は要注意※都市計画道路の有無も確認
(道路計画が実行された場合、立ち退かなければなりません)
謄本の確認
敷地の選定が固まってくると謄本により所有者と抵当権の有無の確認をおこないます。また、履歴を見ることで土地の歴史を知ることができます。
まとめ
住宅の土地選は建物を建てる上て最も重要な事項であると言えます。土地の地盤が緩い場合ですと建物をいくら頑丈に作っても耐久性の高いな建物にはなりません。地盤が緩くても地盤改良をすれば強固な地盤を手に入れることが出来ますが、その分の費用は別途、掛かってきます。やはり事前のチェックやポイントを押さえておくことが重要であると思います。ほとんどの方に取って一生に一度の住宅づくりですので慎重な土地選びをお勧めします。それでは、自分なりに納得のいく土地を手にして頂ければと思います。
住宅の土地をお探しの方へ
コメント
[…] 合には地目が宅地である必要があります。住宅だけでなく敷地に関する知識も持っておけば敷地の購入時(住宅の土地選びのポイントはこちら)も一つの判断基準を持つことができます。 […]