KA
河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 福祉施設設計
放課後等デイサービスは障害のある子どもたちが放課後・長期休暇中に利用する福祉サービスです。テナントビル・戸建てへの入居・改修で開設するケースが多く、建築基準法・消防法・児童福祉法の基準への対応が必要です。
01放課後デイサービスの設備基準
放課後等デイサービスでは①指導訓練室(利用者1人あたり2.47㎡以上)②洗面所③トイレ——の設置が必要です。定員・面積によっては消防設備(自動火災報知設備)の設置も求められます。設計前に都道府県・市区の担当窓口と事前協議を行います。
02テナント入居の場合の注意点
既存テナントビルへの入居では①用途変更確認申請の要否(100㎡超かつ用途が異なる場合)②消防法上の用途変更届③建物オーナーとの協議——が必要です。建物全体の防火管理・消防設備が影響するため、入居前に建築家が建物の現況を確認することが重要です。
03子ども向け設計のポイント
①床材は転んでも安全な素材(クッションフロア・畳など)②壁の角を丸くした仕上げ③目線の高さに合わせた収納・掲示板④トイレは子ども用サイズ⑤感覚過敏の子どもに配慮した照明(グレアの少ない光源)と防音性——を設計に組み込みます。
04費用と申請スケジュール
テナント改修で放課後デイを開設する場合、工事費300〜800万円・設計料30〜100万円程度が目安。指定申請(都道府県または政令市)の審査期間を考慮した工程計画が必要で、開設希望日から3〜6ヶ月前から計画を始めることをお勧めします。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で保育園・グループホーム・障害者施設・老人ホームなど福祉施設の設計と許認可取得をサポート。