河添甚 / KAWAZOE ARCHITECTS
一級建築士・代表 / 福祉施設設計
グループホームは「住まいの場」として位置づけられる障害福祉サービス施設です。建築基準法上の扱いは「寄宿舎」または「共同住宅」となりますが、消防法・障害者総合支援法に基づく設備基準も同時に満たす必要があります。
01グループホームの建築法規上の位置づけ
グループホームは建築基準法上「寄宿舎」または「共同住宅」として扱われます。用途変更・新築いずれの場合も建築確認申請が必要で、消防設備(スプリンクラー・自動火災報知設備)の設置要件も通常住宅と異なります。設計前に所管行政・消防署との事前協議が不可欠です。
02グループホームの設備基準
障害者グループホームでは①1居室あたり7.43㎡以上②共同生活室の設置③浴室・洗面所・トイレの確保④スプリンクラー設置(面積・階数による)——が求められます。認知症対応型グループホームは消防法上「特定防火対象物」に該当し、消防設備基準がより厳格です。
03グループホーム設計の費用目安
既存住宅・アパートをグループホームに転用する場合、工事費500〜2,000万円・設計料50〜300万円程度が目安。スプリンクラー設置が必要な場合は消防設備費が200〜500万円程度追加されます。新築の場合は延床200〜400㎡で建築費5,000〜1億円程度が目安です。
04指定申請との連動
グループホームの指定申請(都道府県・市区)には建築基準法適合確認・消防署の検査合格が必要です。建築家は指定申請に必要な図面作成・行政協議を一括してサポートします。指定申請のスケジュールに合わせた工事完了が重要で、建築家が工程管理を担います。
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河添甚(かわぞえ じん)
一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
大阪工業大学建築学科卒。設計事務所・ゼネコン勤務を経て独立。香川・東京の2拠点で保育園・グループホーム・障害者施設・老人ホームなど福祉施設の設計と許認可取得をサポート。