群馬音楽センター見学レポート|アントニン・レーモンドによる戦後モダニズム建築

群馬音楽センター見学レポート|アントニン・レーモンドによる戦後モダニズム建築

2015年6月22日

群馬に行く機会があり、その際にアントニン・レーモンドが設計した群馬音楽センターの見学会に参加してきました。
当日は催しがあったため一般の見学は制限されていましたが、職員の方にお願いしたところ、特別に内部を見せていただくことができました。

群馬音楽センター 概要

設計: アントニン・レーモンド(1961年)
所在地: 群馬県高崎市高松町28-2

群馬音楽センター 外観
群馬音楽センター 外観。コンクリートの大胆な造形が印象的な戦後モダニズム建築。

エントランスホール

エントランスホールでは、当時のモダニズム建築らしい素材感とスケールを感じました。
レーモンド建築の特徴でもある構造のリズムと光の取り入れ方が美しく表現されています。

群馬音楽センター エントランスホール
群馬音楽センターのエントランスホール。
群馬音楽センター 内部
当時の内装様式がそのまま残されており、歴史を感じる空間。
群馬音楽センター 階段
内部に設けられた特徴的な階段。左右対称に配置され、構造のバランスが美しい。

群馬音楽センターの模型展示

展示室には、建設当時の検討模型や最終案の模型が展示されていました。
レーモンドの設計過程を垣間見ることができる貴重な資料です。

群馬音楽センター 模型 検討案
初期の検討案模型。現在のデザインへと至る前の構成が伺えます。
群馬音楽センター 模型案
構造体のアイデアがより明確になった段階の模型。
群馬音楽センター 最終案 模型
最終案の模型。シンメトリーでありながら、立体的な構成が際立っています。

見学を終えて

当日はホール内部まで入ること