ヨーロッパ滞在4日目は、前日に宿泊した水の塔(給水塔)をホテルへ用途変更し、さらにゼロエネルギーを実現している Aquaturm Hotel(アクアターム・ホテル)を見学しました。建築の創意工夫と環境技術が融合した、学びの多いプロジェクトでした。
目次
Aquaturm Hotel|水の塔を再生したゼロエネルギーホテル
Hotel Aquaturm – Zero Energy
用途変更×パッシブデザイン=ゼロエネルギー

このホテルは、建築家とその息子さん2人が中心となって数年かけて実現したゼロエネルギーのパッシブホテル。
設計のみならず施工まで自分たちで手掛けたというスケールと執念に圧倒されます。
外装・増築計画|“塔の姿”を活かしつつ、発電外皮へ


環境設備|発電・蓄熱・熱利用の“多層化”





配管・給湯・空調|メンテナンス性を高める“見える設計”


最上階体験|タワー型ホテルが切り取る風景

既存ストックの構造・形状ポテンシャルを読み替え、外皮を発電・集熱のアクティブレイヤーに転換。さらに水堀や分散設備で運用・更新を最適化。
用途変更(コンバージョン)と環境設計を高次元で統合した、示唆に富むプロジェクトでした。