ガラスには用途に応じていろいろな種類のガラスがあります。今回は住宅や店舗、オフィスなどに使われるガラスの種類についてわかりやすく解説をしたいと思います。
ガラスとは?
石英・ソーダなどを原料とし、高温で溶かして混ぜ合わせ、冷却して作った物質。透明で堅いが、もろい。着色もでき、窓にはめたり、器具その他、用途は広い。
ガラスの種類とは?
フロートガラス
ガラスの中で最も一般的に使われるのがフロート工法により製造された「透明なガラス」で一番よく見かけるタイプです。
合わせガラス
二枚以上のフロートガラスを強靭で柔軟な樹脂の膜(中間膜)で接着してつくられます。この中間膜により割れても破片が飛び散ることがほとんどないため、一般ガラスと比べて非常に安全性の高いガラスです。
複層ガラス
複層ガラスは、スペーサーと呼ばれる金属部材で、2枚のガラスの間に中空層を持たせたガラスです。2枚のガラスの間に薄く空気層を挟み込むことによって断熱性能を向上させてあります。スペーサーを用いて保たれた空間には、乾燥空気を封入してあります。
住宅 ・ 店舗の複層ガラスについて
強化ガラス
通常のガラス(フロートガラス)に熱処理を加えて、急激に冷却したガラスで、普通のガラスに比べて、約3.5倍~4倍の耐風圧強度を持つガラスです。
熱板反射ガラス
ガラスの表面に極薄い金属膜をコーティングしたガラスです。
熱板吸収ガラス
熱線の吸収を高める為にガラスの原料に着色を施してあるガラスです。
耐熱ガラス
熱膨張率を下げることにより急激な温度変化を加えても割れないよう強化したガラスのことです。
防火ガラス
防火の基準を満たした安全につくられたガラスです。
高透過ガラス
通常のフロートガラスに比べてもガラス独特の青みが抜けて透過率が高く、透明感が増したガラスでガラス越しに見た物の色がガラスの色に影響されることなくガラス越しの物体を再現できるガラスです。
色ガラス
通常、ガラスには色がほとんど付いていません、そのガラスに色を付けることができます。わかりやすく言うと通常のガラスに金属の酸化物を着色剤として使ったガラスのことを言います。
すりガラス
フロート透明ガラスの片面を金剛砂などで「すり状」に不透明な加工を施したガラスです。
型板ガラス
フロート工法とは異なり、型模様が入ったロールを通ることにより製造されるガラスで光を透過しつつ、視線を遮る効果があります。
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