みなさんはCASBEE(キャスビー)という言葉を聞いたことがありますか?建築の業界では割とよく使われる言葉です。環境への意識が高まった現在ではご存知の方も多いかもわかりません。今回はこのCASBEE(キャスビー)についてわかりやすく解説をしていきたいと思います。

CASBEEとは?
CASBEEとは建築環境総合性能評価システムと呼ばれるもので、建築物の環境性能を評価し格付けする手法のことです。 省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムのことです。
CASBEEの評価ポイント
地球環境・周辺環境にいかに配慮しているか、ランニングコストに無駄がないか、利用者にとって快適か等の性能を客観的に評価・表示するために使われています。
評価対象の建物
日本国内の新築・既存建築物が対象です。
評価の基準は?
Q(Quality)建築物の環境品質
「仮想閉空間内における建物ユーザーの生活アメニティの向上」を評価
L(Load)建築物の環境負荷
「仮想閉空間を越えてその外部(公的環境)に達する環境影響の負の側面」を評価
環境性能効率(BEE)
QとLの2つの評価区分を用いた環境性能効率(BEE)は、CASBEEの主要概念である。ここで、BEE(Built Environment Efficiency)とは、Q(建築物の環境品質)を分子として、L(建築物の環境負荷)を分母とすることにより算出される指標です。
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