静岡県浜松市分譲地角地での住宅設計プロセスを紹介

浜松市内の分譲地角地に位置し、周囲には飲食店街や運送会社のあるユニークな立地条件の中で、吹き抜けとL型形状を取り入れたデザイン住宅を計画しています。
本記事では、敷地調査や施主様とのヒアリングの過程を通じて、どのような設計方針が生まれたかを詳しくお伝えします。


プロジェクト概要

本プロジェクトの敷地は、浜松市内の分譲地角地にあり、北側が飲食店の通りに面していることが特徴です。
また、隣地には運送会社があり、日常的に大型車両の出入りが多い環境です。こうした条件を考慮しながら、快適な住環境を実現するためのデザインを検討しています。

住宅は吹き抜けのあるL型形状を採用し、プライバシーを確保しつつ開放感のある空間を目指しています。


敷地調査のポイント

敷地調査では、以下の点に重点を置きました:

  1. 周囲の動線確認
    飲食店街の歩行者動線や、運送会社の車両の出入りによる影響を把握しました。特に視線や音の対策が必要であることを確認しました。
  2. 日当たりと風通しの検証
    角地のメリットを活かし、採光や通風を最大限に取り入れる設計を検討。L型形状により、プライベートな庭を確保することも視野に入れています。
  3. 地域の景観との調和
    分譲地全体の統一感を保ちつつ、個性を引き出す外観デザインの可能性を探りました。特に、飲食店街に面した立地を活かし、周辺に溶け込むデザイン要素を取り入れます。

施主ヒアリングの内容

施主様とのヒアリングでは、以下のご要望を伺いました:

  • プライバシーを確保した開放的な空間
    飲食店や隣地の環境からの視線を遮りつつ、リビングや吹き抜け部分には明るさと広がりを持たせたいというご要望をいただきました。
  • 吹き抜けを中心とした家族が集うリビング
    L型の形状を活かし、吹き抜けを通じて家族のコミュニケーションがしやすい空間設計を希望されています。
  • 趣味を楽しむプライベートスペース
    ご夫婦それぞれの趣味を活かせる専用スペースや、庭を眺めながらリラックスできるコーナーの設置も要望されました。

初期設計方針

ヒアリングと敷地調査を基に、以下の設計方針を設定しました:

  1. L型形状を活かしたゾーニング
    公共エリア(リビング・ダイニング)とプライベートエリア(寝室・趣味スペース)を明確に分けつつ、庭や吹き抜けを通じて一体感を持たせるデザインを検討しています。
  2. プライバシーと開放感の両立
    通りに面した側には植栽や目隠し壁を配置し、視線を遮りながらも光と風が通る設計を目指します。
  3. 地域環境への配慮
    周辺環境に溶け込む外観デザインを採用しつつ、独自のアイデンティティを持つデザインを提案します。特に角地ならではの視覚的インパクトを活用します。

次のステップ

今後は、初期設計プランをさらに具体化し、施主様のご意見を取り入れながら詳細設計へ進めます。また、建築基準法や周辺環境に配慮した計画書を作成し、実際の建築に向けた準備を進めていきます。


静岡県浜松市という特別な環境に建つデザイン住宅。このプロジェクトの進捗や具体的な設計内容については、今後もブログで紹介していきますので、ぜひご期待ください!


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