旗竿敷地に挑む。福島駅近くの新しい暮らしづくり、始まります。

福島駅からほど近い、静かな住宅街の一角。
旗竿状の土地に、新しい住まいの計画がスタートしました。

初めて現地に立ったとき、旗竿敷地ならではの難しさと、同時に大きな可能性を感じました。
今日は、その敷地調査とヒアリングの様子をレポートします。

限られた間口の中に、どれだけの豊かさを描けるか。

今回の敷地は、道路に接する部分が細く、その先に敷地が広がる「旗竿敷地」。
外からの視線を自然に遮りながら、いかに明るく、開放的な空間をつくるかがテーマになりました。

駐車場兼テラスの新しい使い方

アプローチ兼用の旗竿部分は、単なる駐車場にとどまりません。
ここを少し広げ、緑を添え、北側のテラスとしても楽しめる工夫を盛り込みたいと考えています。

中心に据える、吹抜けという光の井戸

建物の中央に大胆な吹抜けを設け、
そこから南の光を室内にたっぷりと引き込みます。

旗竿敷地の「囲まれ感」を逆手にとり、内側に向かって空間を開いていく、そんな設計アプローチを探っています。

「ただいま」の先に、清潔な日常を。

玄関をくぐるとすぐに「おかえり洗面」とトイレへ。
外から帰った手を洗い、そのままリビングへと続く動線を設計しました。

このちょっとした工夫が、日々の安心感を支えます。

変化を受け止める、柔らかな子供室

お子様の成長に合わせて、間仕切り可能な子供室を計画。
必要に応じてひとつの大きな空間にも、二つに分けた個室にも変えられる可変性を持たせます。

プライバシーを守る、静かな外観

道路からの視線は、できるだけシャットアウト。
けれど、家の中には光と風を取り込む——
そんな「閉じながら開く」バランスを、この家では大切にしています。


次回はいよいよ、具体的なプランをもとにしたプレゼンテーションの様子をお届けします。