富士山を望む家|静岡県富士市2階リビング住宅の敷地調査レポート

静岡県富士市で進行中の住宅設計プロジェクト。
この敷地は、富士山を望める絶好のロケーションにあり、2階リビングを採用することで景観を最大限に活かします。今回は、敷地調査の結果と設計のポイント について詳しくご紹介します。
1. 敷地概要と周辺環境の確認
本プロジェクトの敷地は、住宅街の中にありながらも、富士山の眺望を確保できる立地にあります。
しかし、周囲には住宅が密集しており、視線・採光・風通しのバランスを取ることが重要 になります。
① 富士山の見え方の確認
- 敷地内の どの位置・どの高さから富士山が最もよく見えるか を調査。
- 季節や天候による変化も考慮し、特に朝と夕方の見え方をチェック。
- 2階リビングの 窓の位置を最適化するための視線シミュレーション を実施。
② 採光と風通しの検証
- 南側に隣家があるため、採光がどこまで確保できるかを確認。
- 1階部分の日当たりは時間帯によって変わるため、リビングを2階に配置することで、より長時間の自然光を確保できる可能性 を検討。
- 風の抜け道となる開口部の配置も計画段階で調査。
③ 周辺環境と騒音対策
- 道路側からの 車の騒音がどの程度影響するか をチェック。
- 周囲の建物からの視線を考慮し、プライバシーを確保できるかどうかを確認。
- 隣家との距離感を考慮し、適切な窓の配置と遮音対策が必要 であることを確認。
2. 設計に向けた課題と方向性
敷地調査の結果、以下の設計方針を設定しました。
- 富士山が見える2階リビングを採用し、大きな窓を配置。
- 周囲の視線を遮りながらも、開放的な室内空間を確保。
- 適切な窓配置による採光と通風の工夫。
- 騒音対策として、道路側の開口部を最適化。
この調査結果をもとに、施主様への設計プレゼンテーション を行いました。
次回のブログでは、そのプレゼンテーションの内容を詳しくご紹介します。