こちらの写真はリフレクティックスという宇宙船及び宇宙服の反射絶縁材料として宇宙産業に採用されているアメリカの建材です。通常、断熱材といえばグラスウールやウレタン系のものが日本では一般的ですが、今回は施主が日本の代理店ということもありこの遮熱材を使用します。8mmの厚みしかない為、静止通気層を付加することにより断熱性のを持たせる工法です。通気層は別で必要になります。建物の外皮全体をこの工法を使用して断熱ラインを形成します。普段使用しない材料だけに施工後の性能が楽しみです^^
リフレティックス(Reflectix)
こちらがロール状のリフレクティックスです。
床断熱の施工状況
静止通気層を確保するにあたり施工性を考慮して今回は剛床ではなく根太工法を採用しています。大引の上にリフレクティックスを敷き込み、その上に根太を施工することで静止通気層を確保します。
リフレクティックスは大引きに直接タッカで留め付け、貼り合わせ部は専用の気密テープを使用して気密性を高めます。
屋根断熱の施工状況
屋根はすでに施工済みです。室内側から見上げでリフレクティックスが見えます。
今後はサッシ取付後、壁断熱の施工も進めていく予定です。
どれだけの断熱性能ができるのか、楽しみです。
年間の室内環境の温熱環境のデータを取ることができれば、通常の断熱材との比較に使えそうです!!