URBAN CLIMATE COMMONS
POROS
都市に、涼しい余白を。
01 / AN ARCHITECTURE OF SHADE
建物の中を、
街の続きにする。
暑い日の街に必要なのは、目的がなくても入れ、立ち止まれる場所ではないか。POROSは、読書室・市民ホール・展示室のあいだに、誰もが通り抜けられる日陰の街路をつくる公共建築の提案です。
厚い壁を横切ると、庭が現れる。高い天井から落ちる光を抜けると、小さな読書の場所に出会う。用途ごとに閉じた部屋を並べるのではなく、明るさ、高さ、開き方の違いで、居場所を選べる建築を考えます。
- 用途
- 読書室・市民ホール・展示室
- 構成
- 地上1層・三つのヴォールト
- つながり
- 幅5mの横断街路と二つの庭
外と内を、足元でつなぐ。
扉を脇に寄せると、舗装の先にホールの奥行きが続く。
通ることが、そのまま参加になる。
段差のない一本の道が、三つの場所を横につなぐ。
集まるための、大きな余白。
静かな読書室との間に、天井の高さと活動の差をつくる。
部屋と部屋のあいだに、空を残す。
木陰と腰掛けが、通り道を滞在の場所に変える。
INTERIORS / THE SCALE OF THE BODY
屋根は大きく。居場所は低く。
大きなヴォールトの下に、もうひとつ屋根をつくらない。西側は低いベンチと片側に寄せた本棚、東側は一人で向き合うカウンター。その間に薄い長テーブルを置き、静かに過ごす縁と、人と光を分け合う中央をつなぎます。
座面高さ450mmのベンチと低い背もたれ。片側の本棚から本を取り、横の台へ置いて腰を下ろす。座った人の上には空間を残し、長い壁際に落ち着く場所をつくる。
中央は両端を絞った長さ4.2mのテーブル。薄い縁と曲げた金属の脚で、天板の重さを抑える。端部には椅子を固定せず、近づき方を選べる余地を残す。
東側のカウンターには三つの席と小さな手元灯。囲まれるベンチと、集中する一人席を向かい合わせ、その間に動線を通す。
家具寸法と配置を詰めた設計スタディです。座り心地・耐久性・接合強度・照度と吸音性能は、試作や専門検証で確認します。
02 / FORM FOLLOWS RELATIONSHIPS
開き方に、理由を持たせる。
厚い壁と奥まった開口で、内外の境目に日陰をつくる。次の段階では、方位別の日射に合わせて厚みと開口を調整する。
人が集まる中央は高く、静かに過ごす両側は低く。断面の差が、活動の距離をつくる。
厚い壁に横断する開口を設け、庭と街路をつなぐ。通風と雨水を受け止める余地を、平面の骨格に組み込む。
用途に応じた幅・天井高・屋根の曲率と、横断街路の幅を連動させています。日射・通風・温熱の性能値は、敷地条件を定めた次の検証で確かめます。
03 / WALK THROUGH
距離を、自分で確かめる。
押した位置に円が現れます。上で前進、下で後退、左右で方向転換。PCではWASD・矢印キーも使えます。空間構成と移動を確かめるための3Dです。植栽や光の描画は映像と異なります。
04 / THE SAME ARCHITECTURE
三つの場所。ひとつの地面。
地上1層。読書室・中央ホール・展示室を二つの庭で分節し、幅5mの横断街路で接続。中央の最高部は約14m。
壁の足元、ガラスの縁、庭の腰掛けまで、建物と街の接点を検討しています。敷地・周辺環境は仮の設定です。構造・ガラスの支持・防水排水・設備・避難計画は今後の専門検証を要する設計提案です。
05 / A SHARED GROUND
街から、居場所へ。
約32秒 / 音あり再生すると音楽が流れます。画面右下から全画面でご覧いただけます。
近づく。くぐる。横切る。腰を落ち着ける。
六つの視点を通して、建物の大きさと身体の距離を確かめます。

