COMMON WORKS
つくる時間を、
街にひらく。

制作の途中に出会える、公共の工房。
この建築が考えることつくる人の時間と、
街の時間を重ねる。
工房では、材料を選び、試し、直す時間が積み重なっています。完成品だけを並べる展示では見えにくい、その過程に触れられる場所をつくれないか。COMMON WORKSは、工房と公共空間の距離を考える建築提案です。
制作に集中したい人。材料を学びたい学生。散歩の途中に立ち寄る人。それぞれの目的を持ったまま、同じ場所を過ごせることを目指します。
地上の通りから作業の気配を見る。階段に腰掛ける。上階の資料室で材料を手に取る。制作に近づく度合いを、一人ひとりが選べる構成です。
この建築がひらくのは、
ものが生まれる過程。
関わり方に、
いくつもの入口を。
通りかかる。
地上の街路は、工房のあいだを抜ける道。目的のない通過の中にも、制作の気配が見えるようにします。
地上の街路立ち止まる。
階段の片側に腰掛け、途中のテラスで話す。上階へ向かう人の流れのそばに、滞在する場所を挟みます。
段床とテラス材料に触れる。
資料室で素材を見比べ、試作と完成品の違いを考える。見学が、自分でつくるきっかけになる場を想定しています。
上階の資料室想定する利用風景です。実際の運営時間、参加方法、工房への入室条件は、運営計画とともに定めます。
手元の材料。
窓の向こうの日常。

外から制作を見るだけではなく、つくる側からも街の気配を感じられること。窓際の作業台と外部のテラスを近づけ、室内にいながら人の動きや光の変化を感じる関係をつくります。
ただし、近さには調整が必要です。騒音や粉塵を伴う作業、静かな研究、見学者の滞在をどう隣り合わせにするか。開口・区画・動線を一緒に設計することが、この提案の課題です。
なぜ、この高さ。
なぜ、この隙間。
この計画でいうパラメトリックな設計は、作業の寸法、光の必要性、人の移動と滞在を、建物の高さ・開口・床の広がりに結び付けることです。条件が変われば、形も見直せる関係をつくります。
現在の案では、大型制作の工房、上階の静かな部屋、そのあいだの街路を組み合わせています。次の三つを設計のルールとしています。
必要な高さから、
断面を決める。
大きな部材を組み立てる工房には高さを与え、研究や材料の比較は別の床へ。大型制作工房の高さ12.8mを起点に、用途ごとの空間の違いをつくっています。
ひらく面と、
受け止める面。
通りに向いた開口で制作の気配を伝え、外周の面で作業環境を整える。すべてを同じ透明度にせず、見る側と作業する側の双方から開口を考えます。
通る床を、
過ごす床へ広げる。
上階へ続く階段の一部に座れる段床を設け、途中の平らな床をテラスへ広げる。歩く領域と滞在する領域を分け、資料室へつなぎます。
設計上の関係を示すもので、採光・構造性能の解析結果ではありません。
街路から木陰へ。
素材の手触りへ。
俯瞰から街路へ、入口から階段へ。7つの視点で空間をたどる24秒の映像です。
作品のための音楽とともにご覧ください。
音楽あり。音量はプレーヤーで調整できます。
映像を直接開く ↗建築構想を表現した映像です。テラスの場面には静止画を使用しています。
自分の歩幅で、
制作のそばへ。
街路から階段へ、上階の資料室へ。見る方向と進む速さを自分で選び、場所どうしのつながりを確かめられます。
画面を押すと円が現れます。上下で前後移動、左右で旋回。パソコンでは矢印キーでも操作できます。3Dでは空間のつながりを体験できます。映像とは表現が異なります。
計画の輪郭。
- 計画
- 公共の工房・材料資料室・試作と展示の場
- 想定する利用者
- 制作者、学生、見学者、近隣の人々
- 敷地・段階
- 都市の中の公共工房を想定した建築構想 / 2026
- 表現
- 素材・光・利用風景を含む計画イメージ。実在の竣工作品ではありません。
空間構成を見る
計画の位置づけ
構造、避難・防火、段差のない経路、作業と見学の区画、搬入・設備、展示面積の再配分は未検証です。施工可能性や運営の成立を保証する段階にはありません。

