METABRAIN 002 / CONTINUUM / 2026

CONTINUUMの全景。緑に囲まれた広場とガラスの境界を、連続する屋根が包む。

参加する距離を、自分で選べる場所。

公共の場では、全員が同じことをしている必要はない。話し合いの中心にいる人。少し離れて聞く人。展示を見ながら通り過ぎる人。CONTINUUMは、異なる関わり方が共存する文化フォーラムを構想する。

三つの広場の周囲を、一本の回廊が緩やかに上がる。歩くにつれて、同じ高さで向き合う関係から、縁に留まり、遠くを見渡す関係へ。形の変化を、人と人の距離の変化につなげる。

独立した形ではなく、変化し合う関係を設計する。

広場の大きさを変えると、その周囲の経路と屋根の開き方も変わる。回廊の上昇量を変えると、必要な道の長さと、広場を眺める高さが変わる。

広さ・高さ・距離を一緒に調整し、活動に近づく場所と、距離を保つ場所を生む。この相互関係が、CONTINUUMのパラメトリックデザインの核である。連続する輪郭は、異なる活動と移動をひとつの公共空間に結びつけるための構成である。

ひとつの屋根の下へ。距離をたどる。

全景からガラスの境界へ。広場に近づき、回廊から振り返る。四つの場面を通して、人が集まる中心と、少し離れて居られる場所の関係をたどる。

FILM / 40秒・日本語キャプション・音楽あり YouTubeで本編を見る ↗

三つの中心。その間にある、自由。

中心ごとに活動の性格を変え、その間を回廊でつなぐ。上部は全面に広がる二階ではなく、地上との関係を変えながら上昇する帯状の床である。

三つの広場と上昇する回廊の平面構成図。入口の高さ0mから回廊の7.2mへつながる。
PLAN / 広場と回廊の関係を示す構成図

01 / FORUM — 集まる。

段状の縁が、人と出来事を囲む。中心に加わる人と、上から眺める人が同じ時間を過ごす。

02 / EXHIBITION — 出会う。

展示の前で足を止める。通り道の脇に余白を設け、移動の途中から参加できるようにする。

03 / EXCHANGE — 留まる。

広場へ向いたベンチに座る。同じ景色を眺めながら、少人数で話す距離をつくる。

屋根・床・回廊の断面構成。同じ屋根の下に異なる視点の高さをつくる。
SECTION / 同じ屋根の下に、異なる視点の高さをつくる

通る場所から、居られる場所へ。

広場を囲む段状の縁。座る人と歩く人が、異なる距離で同じ場を共有する。

広場を囲む段状の縁と、回廊へつながる床。中心に近づく動線の脇に留まる場所を設け、集まりへの距離を選べるようにする。

身体が触れるところに、建築の実感を。

木の座面、石の目地、ガラスと細い手摺。身体に近い距離から見るCONTINUUMの細部。

木の座面、石の目地、手に触れる細い手摺。遠景の輪郭だけでなく、座った時の高さ、光の反射、足元の影から空間を考える。

離れていても、同じ場所に居るために。

CONTINUUMを、遠くにいる人が展示や対話を共有できる仮想の公共空間へ展開する。集まりへ近づく、少し離れて聞く、別の広場へ移る。画面の中でも、自分の位置から関わり方を選べる場所を目指す。

自分の速度で、空間を歩く。

広場を横切る。回廊へ上がる。気になった場所で立ち止まる。押したまま現れる円を上下に動かすと前後へ、左右に動かすと向きを変えられる。離すと停止。PCではWASD・矢印キーも使えます。

空間に入る →

登録・アプリのインストールは不要です。現在は一人で歩く空間スタディです。複数人の同時参加・会話・共同展示は今後の構想に含まれます。端末によって読み込みに時間がかかる場合があります。

METABRAIN.LAB / 2026
回廊の計画寸法:長さ 約308m・幅6m・上昇7.2m。
架空の敷地を想定した建築の設計研究です。実在する完成建物ではありません。図は空間構成の検討図であり、施工図ではありません。