AN EVERYDAY COMMONMARKET · COURTYARD · LIBRARY

SOL COURT

街路に広がる連続した屋根。市場と図書室の間に開かれた中庭。
01 / STREETひとつの軒下に、異なる時間を。

THE IDEA

通り過ぎる街に、
立ち止まる理由を。

日々の買い物をする人、本を読みに来る人、ただ近道をする人。目的の違う人たちが、無理に交流しなくても同じ場所に居合わせる。そのための小さな公共空間を、市場と図書室のあいだに置きました。

街路に沿う低い屋根は、建物の入口を一つに絞りません。市場へ向かう動線の途中に木陰があり、その奥に静かな読書の場所がある。施設の用途を並べるだけでなく、過ごし方の距離を設計する試みです。

01 — EVERYDAY LIFE

買い物の先に、
ひと休みがある。

明るい石の陳列台と木の棚が並び、庭の光が差し込む市場。
02 / THE MARKET街に面して、日常を受け止める。

ROOF & LIGHT

覆うところと、
空にひらくところ。

屋根を均一に広げず、中央に空を残す。木の周囲では腰を下ろし、市場の前では立ち止まり、図書室へ向かうところでは自然に歩き続ける。屋根の高さと開き方で、一つの場所に異なる居心地をつくります。

日陰、木漏れ日、ガラス越しの光。その違いが、屋外から室内へ移る時間を緩やかにつなぎます。

円形の屋根の開口と一本の木、その周囲に設けた連続する腰掛け。
03 / THE COURTYARD空と木陰を、みんなの場所に。

BETWEEN SPACES

境界を、
居場所にする。

市場と図書室を分けるための隙間ではなく、それぞれの活動が庭に向かって開くための余白。屋根の下に立つと、店内の気配と本棚のある静けさを同時に感じられます。

中庭から二層の図書室へ続く、ガラスと軒下の境界。
04 / THE THRESHOLD
02 — A SLOWER PACE

街の気配を、
静けさのそばに。

庭を望む大きな窓と本棚、木のテーブル、黒いクッションの椅子を備えた読書室。
05 / THE READING ROOM賑わいから少し離れて、自分の時間へ。
木目の見えるテーブル、細い読書灯、本と布張りの椅子の近景。
06 / MATERIAL & TOUCH

CLOSE TO THE HAND

大きな屋根から、
手に触れるところまで。

広い軒下の木、足元の石、椅子の布。空間の印象を形だけに任せず、触れる距離にある素材と、その上を移ろう光まで考えます。

PART OF THE CITY

新しい建築を、
いつもの街のなかへ。

周囲には集合住宅や小さな家があり、それぞれの生活が続いている。建築を孤立した造形として置くのではなく、街路から入りやすい軒下と、奥まで見通せる庭をつくることで、その日常につながろうとしています。

夕方には、市場と図書室の灯りが庭を挟んで向き合う。誰かの帰り道に、少しだけ長く居たくなる場所を残すこと。それがこの計画の出発点です。

周辺住宅の灯りとともに街路を照らす、夕暮れの市場と図書室。
07 / EVENING暮らしの灯りと、軒下の灯り。

SPATIAL COMPOSITION

空間の構成

市場・中庭・図書室をつなぐ配置と、屋根の高さの関係。庭を中心に、日常の賑わいと静かな読書の場所を結びます。

市場と中庭、二層の図書室の位置関係を示す計画平面図
庭を中心に、場所をつなぐ。拡大して見る ↗
市場と中庭を横断する断面と、入口から図書室へ続く断面を示す計画図
屋根と光の関係。拡大して見る ↗

DESIGN BOOK

SOL COURTを、ひもとく。

コンセプト・空間のパース・図面をまとめた7ページの資料です。

設計資料を見る(PDF)↗

基本モデルによる計画検討図です。パース・最新モデルとの細部は調整中で、実施設計図ではありません。

ARCHITECTURAL FILM / 55 SECONDS

街の日常に、庭をひらく。

街路から市場へ、庭の木陰から読書室へ。光と居場所をめぐる55秒の映像です。

市場・中庭・図書室を結ぶ建築の設計提案です。掲載画像は計画の空間表現であり、完成建物の実写ではありません。図面・モデルとの細部は調整中です。
KAWAZOE ARCHITECTS / METABRAIN.LAB / 2026