「光触媒」という言葉を耳にしたことはありますか?私が最初に知ったのは10年ほど前のこと。当時は半信半疑でメーカーの説明を聞いていましたが、現在では研究や技術が進み、性能も大きく向上しています。今回は、この光触媒について建築の視点から解説します。
光触媒とは?
光触媒とは、太陽光や蛍光灯などの光が当たると表面で強力な酸化力が生じ、接触した有機化合物や細菌などの有害物質を分解・除去できる環境浄化材料のことです。
光触媒の素材
光触媒の主な素材は酸化チタンです。酸化チタンは白色顔料として古くから利用され、白ペンキ・化粧品・チョコレートなど、私たちの身近な製品に広く使われています。さらに食品添加物としても認可されており、安全性の高い素材です。
光触媒でできること
光触媒の応用イメージ
- 空気浄化
- セルフクリーニング(外壁やガラスの汚れ防止)
- 抗菌・抗カビ
- 防臭
- 防汚
- 抗ウイルス
- 防曇(くもり止め)
特に建築分野では、外壁や窓ガラスに応用することでメンテナンス性の向上や室内環境の改善に貢献します。近年では住宅設計や店舗デザインに取り入れられるケースも増えています。
まとめ
光触媒は「環境を浄化する建材」として住宅・オフィス・店舗など幅広く利用されています。セルフクリーニング機能により外観の美しさを保ち、抗菌・防臭作用で室内環境を快適にするなど、今後ますます注目される技術です。導入をご検討の際は、建築ハウツーも参考にしてみてください。
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