住宅の印象は、形だけで決まるわけではありません。床に触れたときの感覚、壁の光の受け方、天井の高さ、金物の細さ、外壁の経年変化。その積み重ねが、住まいの空気をつくります。
写真でよく見える素材と、暮らしてよい素材は違う
写真で映える素材が、毎日の暮らしに合うとは限りません。傷が味になる素材もあれば、きれいに保つことが前提になる素材もあります。小さなサンプルだけで判断せず、面積が大きくなったときの見え方、光の当たり方、掃除やメンテナンスまで含めて考えることが大切です。
素材を絞ると、家に一貫性が出る
良い素材をたくさん使うより、数を絞って丁寧に使う方が、空間は落ち着きます。木、左官、コンクリート、タイル、金属、布。どの素材を主役にし、どれを背景にするかを決めることで、家全体に統一感が生まれます。
長く愛せるかを基準にする
新築時の完成度だけでなく、10年後、20年後にどう見えるかを考えると、素材選びの基準が変わります。香川や高松のように光が強い地域では、素材の陰影や風合いも住まいの表情になります。

