注文住宅を考え始めると、多くの人が最初に間取りを見たくなります。けれども、よい間取りは部屋数の組み合わせではなく、暮らし方の解像度から生まれます。まず整理したいのは、何LDKにするかではなく、朝と夜、平日と休日をどう過ごしたいかです。
朝の動きから考える
朝は、家の使い勝手がもっとも分かりやすく出る時間です。起きる、洗面する、着替える、洗濯する、朝食をつくる、子どもの準備をする、出かける。この流れが交差しすぎると、面積が十分でも住みにくく感じます。
- 洗面と脱衣を同じ場所にまとめるべきか
- キッチンから子どもの準備が見える方がよいか
- 洗濯物をどこで干し、どこにしまうか
- 玄関まわりに何を置きたいか
夜の居場所を考える
夜は、家族が同じ場所に集まるのか、それぞれが少し離れて過ごすのかで空間のつくり方が変わります。リビングを大きくするだけでなく、ダイニング、窓辺、畳スペース、書斎、半屋外など、小さな居場所をどう配置するかが大切です。
設計相談で伝えるとよいこと
建築家に相談するときは、理想の間取り図を持っていくよりも、普段の暮らしで困っていること、続けたい習慣、変えたい時間を伝える方が設計に反映しやすくなります。間取りは、その会話を空間に翻訳した結果として考えると、家づくりの方向がぶれにくくなります。

